元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーは、ホンダはF1で改善するべく順調に進んでいると考えている。2015年にF1に復帰したホンダは、3年間のマクラーレンとのパートナーシップで成績を残せずに契約を解消。今年からトロロッソにワークスエンジンを供給する。ホンダは、トロロッソとのパートナーシップを開始するタイミングでチーム体制を変更。
昨年までホンダはF1プロジェクト総責任者である長谷川祐介が現場と技術開発の両方を担ってきたが、今季からは田辺豊治がF1テクニカルディレクターとして現場を仕切り、HRDさくらでは新たに浅木泰昭が研究開発を統括する。トロロッソ・ホンダは冬季テストで順調なスタートを切り、ホンダの2018年型F1パワーユニット『RA618H』には8日間のテストで深刻な問題は発生しなかった。ホンダF1のテクニカルディレクターに就任した田辺豊治は、ホンダF1の第2期となる1990~92年にマクラーレン・ホンダでゲルハルト・ベルガーのエンジニアを担当している。ゲルハルト・ベルガーは「3年間僕のクルマで仕事をしていた昔のエンジニアがホンダの新たなテクニカルディレクターに就任したのを見たときは笑顔にならざるを得なかった」と Servus TV にコメント。「彼は本当に優秀だし、トロロッソ、フランツ・トスト、彼らの背後にいるレッドブルと一緒にやまくやっていくと想像できる」「ホンダが信頼性を高めているのは良い兆候だ。素晴らしいスポーツ文化をもった企業だ」同じくホンダF1の第3期となるB・A・Rホンダ時代に田辺豊治がチーフエンジニアだったジェンソン・バトンもエールをお送っている。ジェンソン・バトンは「田辺さんのことを心からリスペクトしている」と自身のTwitterでコメント。「彼は2003年から2007年まで僕のエンジニアだったんだ。素晴らしい仕事観、情熱と成功への推進力を持っている人だ。幸運を祈っている」
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