ホンダF1は、“サバティカル”をとって1年後にマクラーレンに戻るという提案を拒否した。F1シンガポールGPの金曜日、マクラーレンとホンダはパートナーシップを解消することを発表。ホンダは、2018年からトロ・ロッソにF1エンジンを供給し、F1に留まるという決断をした。マクラーレンのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエは、マクラーレンが他の解決策を見い出そうとしていたことを Auto Hebdo に明かした。
「2017年の最初のテストで重大な問題を我々を待ち受けていることを思い知った」とエリック・ブーリエはコメント。「我々は神経質になっていた。そして、状況を改善する可能のあるソリューションを探しはじめた」「最後の手段として、ホンダにシーズンをスキップして改善し、マクラーレンはその期間に他のエンジンを使用することを提案した」エリック・ブーリエは、それ以外にも“より容易”なオプションも検討していたと述べた。「例えば、ホンダのエンジンニアとメルセデスのエンジニアが技術協力する可能性などだ」とエリック・ブーリエはコメント。「もしくは、エンジン部門に独自の専門家のグループを形成し、ホンダがより迅速に効率的なソリューションを見つけられるように様々な企業で構成するというものだ」「残念ながら、いずれの提案も適切には検討されず、結果として、我々は議論が尽きた。我々はパートナーシップの解消という以外に他に方法はないという結論に至るしかなかった」マクラーレンは2019年からルノーのカスタマーエンジンを使用することになっている。ホンダは、2018年にトロ・ロッソとともに“トップ3に加われるところまでのレベルを達成すること”を目標に掲げている。少なくとも1年間はホンダのエンジンがトップでチェッカーを受けることはないだろうが、そこでエンジン単体のパフォーマンスを向上させることができれば、2019年からはルノーのパワーユニットを失うとされるレッドブルと“優勝”を目標に掲げることができるかもしれない。
全文を読む