ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、ホンダがF1エンジンの開発の評価方法を変更したことを明らかにした。ホンダは、3年目を迎えた今シーズンも信頼性とパフォーマンス不足に苦戦しており、マクラーレンとの将来が脅かされている。先月、長谷川祐介は、ホンダがダイナモとコース上での相関関係に問題を抱えてることを明らかにしていた。
しかし、現在では仕様を評価するためにダイナモでの結果にそこまで頼らないプローチに変更したと長谷川祐介は説明した。「我々は開発の方法を変更しています」と長谷川祐介は Autosport にコメント。「シリンダー単体でのダイナモの開発にそこまで頼らないようにしています」「シリンダー単体で、ファクターやエレメント、多くのコンセプトをチェックすることはできますが、仕様を確定するにはV6でチェクする必要があることがわかりました」「ですから、我々はもうシリンダー単体での結果にはあまり頼っていません」「モノシリンダーのテストは参考として重要ですが、パフォーマンスを見い出すためにはV6での結果をチェックする必要があります」今シーズン、ホンダのMGU-Hは故障が多発しており、MGU-Hの信頼性は特に問題となっている。前半戦だけで、すでにフェルナンド・アロンソは8基、ストフェル・バンドーンは7基のMGU-Hを使用している。ホンダは、シルバーストンにMGU-Hの信頼性アップデートを投入しており、長谷川祐介はホンダがようやくMGU-Hの問題を解決できたかもしれないと感じている。「MGU-Hの故障は解決するのに非常に時間がかかりました」と長谷川祐介はコメント。「我々はエンジンに多くの小さな問題を抱えていました。そのエリアはダイナモで理解するのが難しいです」「我々はMGU-Hの問題を解決しようとしているところであり、とにかくサーキットで買う人する必要があります。ですが、問題の解決策を含めて我々が導入したMGU-Hの仕様は問題ないと思っています」
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