ホンダは、今シーズン最後のアップグレードに取り組みつつ、リソースを2017年のパワーユニットチームに動かし始めている。ホンダは、F1ベルギーGPで大幅なエンジンアップデートを投入。今シーズン中に使えるパワーユニット開発トークンは残り3トークンとなっている。
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、今年、あと一基のパワーユニットが必要であり、そこで最終グレードを投入することになることになると語り、リソースを2017年F1エンジンに専念しているチームに動かし始めていると述べた。「我々には3トークン残っています」と長谷川祐介はコメント。「(最後のアップデート投入から)まだ9戦ありますし、もう1基のエンジンが必要です。もう一度、アップデートを投入するチャンスがあります。今のところ、我々はICEのパワーのためにそれを投入する予定です」「我々には3トークン残っていますし、まだ7戦あり、あと1基のエンジンを必要としています。我々はあと1一度のスペックを導入する機会があります。改善したと納得するにはまだタイムが必要です。内燃機関のアップデートであることは確かです。他の理由でトークンを費やすことはないでしょう。今のところ、我々は内燃機関のパワーのためにそれを導入する予定です」ホンダは、今シーズンのアップグレードが、来年のパワーユニットにも影響を与えることを望んでいるかと質問された長谷川祐介は「そうですね」とコメント。「ですが、実際には我々には今年の初めから来年のエンジンに集中している完全に別のチームがあります。まだ今年のチームもありますし、もちろん、お互いに情報を交換し合っています。そのあと、リソースは来年のエンジンチームに移行されます」長谷川祐介は、来年トークンシステムが廃止されたとしても、達成できることにはまだ規制があるため、平行して作業する2つのチームが必要だと述べた。「それほど大きな変化はありません。トークンがなくなってもいくつか制限があります。もちろん、我々にもリソースと技術的な制限があります。トークンがなくなることよりも、テクノロジーの方がより重要です」