ホンダのF1エンジンは、F1ヨーロッパGPでは燃費問題が表面化せず、“期待以上”のパフォーマンスを示した。前戦F1カナダGPでは、フェルナンド・アロンソが、ホンダF1エンジンの燃費の悪さに妨げられており、ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久も、フェルナンド・アロンソのペーズは、序盤から燃費をセーブする必要があったことを認めていた。
バクー・シティ・サーキットでも同様のレースになると予想されたが、長谷川祐介はその点ではうまくパフォーマンスを発揮したと語る。「予想以上に良かったと思います。我々は、特にストレートでの戦いでは苦難に陥ると思っていました」と長谷川祐介はコメント。「しかし、ローダウンフォースセッティングを使っていたことと、ドライバーがトーを非常にうまく使っていたので、彼らは非常に良いレースをしたと思います」「パワーユニットはカナダのものとまったく同じですテレメトリーで分析はしませんでしたが、燃費は予想していたのと同じくらい良かったです」「実際に両方のドライバーは燃料をそれほどセーブしていなかったと思います。数周はセーブしたかもしれませんが、それくらいです」長谷川祐介は、ホンダは、最近のパワーユニットのアップグレードにより、シーズン開幕から燃費面で改善していると語る。「そうですね。タービンをアップグレードしたので、エネルギー回生など全てが良くなっています。そこは非常に役立っています。代わりに電気を使えるので、燃料をセーブすることができています」