ホンダは、2017年のF1シーズンにむけて完全に新しいエンジンコンセプトに取り組んでいると Auto Motor und Sport が報じた。2015年にマクラーレンのエンジンパートナーとしてF1復帰を果たしたホンダは、初年度は予想以上の苦戦を強いられた。しかし、2016年型のF1パワーユニットは、昨年と比べると明らかに進歩を果たしているのは間違いない。
ジェンソン・バトンは「クルマの感触はいいし、僕たちが正しい方向へ向かっていることは間違いない」とコメント。「でも、もっと進歩を遂げていくために懸命に取り組み続け、さらに改良パーツを投入することとパワーアップを図ることが必要だ」実際、前戦F1中国GPでマクラーレン・ホンダは上海インターナショナル・サーキットのロングストレートでメルセデスとフェラーリに時速10km以上もの差をつけられている。Auto Motor und Sport は、6月のF1カナダGPで、ホンダのエンジンパワーがさらに向上すると報道。ホンダは、メルセデスが開拓した革新的なイグニッションシステムを模倣し、それを新エンジンに導入するとしている。だが、同紙は、ホンダはV型エンジンの6本のシリンダーがある部分にターボユニットを組み込んだことが基本的な設計ミスだったことを認めているとし、「痛いのは、その新しいエンジンが2017年にむけての準備しかできないことだ」と伝えた。
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