ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、2016年の目標はパワーユニットの“より洗練されたサイズゼロ”コンセプトを提供することだと述べた。1月に発表されたマクラーレン・ホンダ MP4-30は、非常にタイトなリアエンドのパッケージングにコンパクトなホンダのパワーユニットを搭載した“サイズゼロ”というコンセプトを採用した。
しかし、信頼性の問題によってパフォーマンスが制限されたこともあり、2015年シーズンのマクラーレン・ホンダはわずか27ポイントを獲得しただけに終わった。だが、新井康久は“サイズゼロ”コンゼプトを2016年も継続していくと宣言した。「我々は常に良いプレッシャーを感じています」と新井康久はコメント。「素晴らしいドライバー、そして、マクラーレンの両方から良いプレッシャーがあります。私としてはそれはノーマルな状況だと思っていますし、我々起こっていること、我々が進むべき方向性などについて常にオープンに議論しています」「非常に良いコミニュケーションですし、彼らは全てを理解しています。我々はサイズゼロ・パッケージのコンセプトと哲学を継続します。より洗練されたサイズゼロにするために来年はそれを改善します」さらに小さなパワーユニットにすることを目標にしているのかと質問された新井康久は「我々としてはほぼゼロなので非常に難しいです!」とコメント。「ですが、我々は、特有なデザイン、非常に特殊でアグレッシブなデザインを使っています。そして、我々はそれを維持するべきです」「もっと改善させる必要がありますが、今年の間にエンジンとシャシーの両面、そして、空力に関して、大きな改善を果たしたと感じています」「全てのレースで多くのパーツを試しましたし、我々にはたくさんのアイデアがあります。来年はもっと良いパッケージに仕上げられることを願っています」
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