ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、今のところ新しいカスタマーからのエンジン供給のオファーはないと述べた。7年ぶりにF1に復帰したホンダは、今年はワークスパートナーとしてマクラーレンのみにエンジンを供給するが、2016年からはカスタマーエンジンを供給することもオープンな姿勢を見せている。
1年前、新井康久は「他チームが我々のエンジンやパワーユニットを使用したいければ、2016年以降は届けられます」と語っていた。 しかし、プレシーズンテストが開始された今、ホンダはシーズンに向けて様々ンテクニカルトラブルに見舞われながら忙しく準備作業を進めている。 新井康久は、テストは一つの問題が解決すれば別の問題が持ち上がる"ポップアップゲームのよう"だったと述べ、2016年にカスタマーチームを加える案は今のところ棚上げになっている。「いかなるチームからも第2のチームになるとのオファーは受けていません」と新井康久は F1i.com にコメント。「おそらく、彼らはホンダに何かミステリアスなところがあると考えているのかもしれませんね」新井康久が語るのは、ホンダの実際のパフォーマンスが初期トラブルによっていまだ隠されたままであること意味だろう。しかし、先週のバルセロナテストでは進展の兆候が見えている。 実際、ホンダは潜在的なカスタマーらに“優れた能力と良い感触”を見せ始めていると新井康久は認める。 しかし、「シーズン中に第2のチームへ供給する準備を整えられるか疑問に思っており、非常に難しい質問です。私には分かりません」と新井康久は付け加えた。
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