ホンダは、今週のヘレステストで苦しんだ信頼性問題を解決するために、次回のバルセロナテストでF1パワーユニットに多数のアップグレードを投入する。ホンダは、2015年最初のプレシーズンテストとなったヘレスで新しいパワーユニットに、センサー問題、オイルレベル、燃料ポンプなど様々なトラブルに見舞われた。
それらの信頼性問題によって4日間のテストでマクラーレン・ホンダは79周しかできておらず、2月19日から始まる次回テストまでに大幅な前進が必要となる。ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める新井康久は、バルセロナ仕様のエンジンがよりうまく動くように今週直面した問題を解決できると自信を見せている。「今週末の我々には多くの困難がありましたが、次回のバルセロナテストまでにそれを修復し、再び仕事に戻ります」と新井康久はコメント。「我々は段階的に状況を進めており、新しいエンジンは進歩していきます。いくつかのパーツはまったく最終パーツではないです」「まだいくつかテストパーツがあります。我々はメルボルンまでにそれらに関して最終的な確認をしていきます」新井康久は、マクラーン・ホンダは今シーズン力強いパフォーマンスを発揮すると信じており、ヘレスでのトラブルは大きな設計上の欠如によるものではないと主張した。「大きなトラブルはありませんでした」と新井康久はコメント。「我々のパッケージは非常にタイトでスキニーですが、いくつかのポイントは検証されています」「タイトなパッケージですが、それによる大きなトラブルはありませんでした」