ホンダのF1総責任者を務める新井康久が、ホンダの6年ぶりのF1復帰についてフジテレビの番組内で語った。F1のパワーユニットの開発について新井康久は「F1のパワーユニットのなかで開発する技術が、じゃあ明日のエンジン、3年後のエンジンとか、そういう感じで直結するわけではないんですけれども」と前置きしたうえで次のように続けた。
「今のF1のレギュレーションで言うと、昨年まで150kgのガソリンだったものが、100kgに制限される。なおかつ、似たようなラップタイムで走る。ということは、3分の2のガソリンでような同じレースができるわけです」「そこのキーテクロノジーがハイブリッドのシステムということで、そういう意味では究極のハイブリッドの技術を今、追求している。一滴のガソリンが持っているエネルギーをどれだけ効率良く、上手に使うか。技術者としては非常に夢のある世界ですよね」ホンダは、2015年にマクラーレンのワークスパートナーとしてパワーユニットを供給する。日本人ドライバーの起用について新井康久は「日本人のドライバーをF1の世界で走ってもらいたいというのはもちろん私も思いますし、日本のファンのみなさんもみんなそういう風に思っていると思うんですね。まぁ、レースの世界ですので、やっぱり勝利に繋がるというのがすごく重要だと思いますし、そういう意味で、そういうポテンシャルのあるドライバーを見いだす、育ている、そういうことを我々は同時にやっていかなければならないというふうに思います」と述べた。
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