Honda Racing F1 Teamは、本日、新車発表会をチームのオペレーションセンターで行う中、ルカ・フィリッピ、マイク・コンウェイら若手2人が、チームと契約を結んだことを発表した。チームは、昨年11月と12月に、チームが進めるヤングドライバー育成プログラムの一環として、彼らのポテンシャルを見極めるため、GP2に参戦する2人にF1マシンで走行するチャンスを与えた。2008年のレギュレーションでは、チームはこの2人の育成とテストへの貢献を目的に、2人のF1マシン走行のチャンスを、GP2レースとの兼ねあいを図りながら、設けることが...
現在22歳のフィリッピは、直近では、Meritusチームから、GP2アジアシリーズに参加し、今年のGP2は、ART Grand Prixから参戦する。昨年のGP2シリーズには、スーパー・ノバ・インターナショナルチームから参戦し、ドライバーズランキング4位の成績を収めた。故郷イタリアでレースキャリアをスタートさせ、GP2参戦前の2005年シーズンはイタリアF3000で優勝した。一方、現在24歳のコンウェイは、2007年のGP2シリーズに、スーパー・ノバ・インターナショナルチームから初参戦し、フィリッピのチームメートでもあった。今年は、Trident Internationalから、GP2に参戦する。2006年にイギリスF3選手権とマカオGPでそれぞれチャンピオンを獲得し、2004年にもフォーミュラ・ルノーUKでチャンピオンの座についている。コンウェイは、先週のバレンシアテストで、新車RA108をドライブした。さらに、チームは、モータースポーツと深いつながりを持ち、優秀なドライバーをサポートするため、2008年のインターナショナル・フォーミュラ・マスター(IFM)でチャンピオンを獲得したドライバーに、RA108をドライブするチャンスを与える予定であることを発表した。ジュニアフォーミュラのカテゴリーであるIFMは、ヨーロッパを拠点に8戦行われ、FIAワールドツーリングカー選手権のサポートレースとして開催される。ロン・メドーズHonda Racing F1 Team スポーティングディレクター「私たちがヤングドライバー育成プログラムを進める中、ルカとマイクの2人の若手ドライバーの加入が実現し、本日発表できることをうれしく思う。2人のドライバーの年末のテストでのパフォーマンスは、大変印象深い。その後、検討した結果、さらにスキルアップしていくために、今シーズン、チームと一緒に取り組むことになった。加えて、私たちはインターナショナル・フォーミュラ・マスター(IFM)と新たにパートナーシップを結び、IFMのチャンピオンには2008年のマシンをドライブするチャンスを与えることを発表した。私たちは、これまでモータースポーツ界で通用する若手の育成に取り組んできたが、今後、若手ドライバーらとともに、彼らのポテンシャルを高めていきたい」 マイク・コンウェイ「去年から引き続き、今年もチームの一員としてドライブでき、今から待ち遠しい。僕は、チームからたくさんのことを学ぶことができた。また、今年のマシン開発に貢献できたことは、僕にとって、とても価値のあることだった。僕は、先週金曜日にバレンシアでRA108をドライブし、本当に感激した。次のチャンスが楽しみだ」 ルカ・フィリッピ「Hondaのヤングドライバー育成プログラムに参加し、チームに合流できるすばらしい機会を与えてもらい、とてもうれしい。チームのエンジニアやドライバーからたくさんのことを学びたい。ここでの経験は、F1マシンのみならず、GP2のドライブにも生かされると思う。この機会を与えてくれたチームの誠意に感謝したい。RA108のドライブを今からとても楽しみにしている」
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