アライの最新のヘルメットが、FIAテストに合格。2019年のF1世界選手権の開幕戦で使用できることになった。FIA(国際自動車連盟)の研究の経て、F1は今年からドライバーの頭部保護を向上させるための広範囲にわたる軍用弾道試験を含めてヘルメットに新しいヘルメット規格「FIA 8860-2018」を義務づけた。
新しいヘルメットのテストには、250km / h(155mph)で発射される225gの金属ディスク、5m落下する10kgの重り、直接バイザーで発射されたエアライフル、790度の炎への耐火テストなどが含まれる。アライの最新ヘルメットは、火曜日の時点ではまだすべてのテストに合格していなかった。今後、FIAの公認ステッカーを貼られて初めて完全に使用可能となる。アライは、新しいモデルが以前のものより安全だと確信しており、F1ドライバーは、今週のテストでアライの最新のヘルメットを使うことを許可されている。F1プレシーズンテストにおけるヘルメットの要件はある種グレーゾーンとなっている。F1チームとドライバーは、FIAのF1競技規則のテスト条項を満たしているだけでよく、ヘルメットの要件についての記載はない。アライユーザーのうち、セバスチャン・ベッテルとダニエル・リカルドは、新しいアライ製ヘルメットを着用してテストを行っている。他のヘルメットメーカーでは、スティロは、昨年夏にレース対応バージョンのヘルメット『ST5』を製造し、すべてのサイズで公認を受けている。最多となる10名にヘルメットを供給するベルは、54から56+までのサイズが承認されている。同社の『HP77』は61サイズまで展開している。4名に供給するシューベルトは、ミディアムサイズの『SF3』しか承認されていない。メーカー使用ドライバースティロバルテリ・ボッタス、ランス・ストロールベルルイス・ハミルトン、キミ・ライコネン、シャルル・ルクレール、ケビン・マグヌッセン、ロマン・グロージャン、アレクサンダー・アルボン、ジョージラッセル、ランド・ノリス、アントニオ・ジョビナッツィ、ロバート・クビサシューベルトニコ・ヒュルケンベルグ、カルロス・サインツ、セルジオ・ペレス、ダニール・クビアトアライセバスチャン・ベッテル、マックス・フェルスタッペン、ピエール・ガスリー、ダニエル・リカルド