ルイス・ハミルトンは、2026年F1第9戦イギリスGP予選で3番手を獲得した後、Q3最後のアタックでフェラーリにデプロイメント(エネルギー展開)のトラブルが発生し、約0.3秒を失っていたことを明かした。それでも母国GPで表彰台を狙える位置を確保したハミルトンは、決勝ではチームメイトのシャルル・ルクレールとの連携が勝利への鍵になると語った。
前日のスプリント予選ではポールポジションを獲得したハミルトンだったが、決勝グリッドを決める予選ではキミ・アントネッリとルクレールに続く3番手。シルバーストンで自身10勝目を目指す戦いは、やや苦しいスタートとなった。ストレートで0.3秒を失うハミルトンは、Q3最後のアタック自体には満足していたものの、マシンのトラブルがタイムを大きく左右したと説明した。「特別にもっとタイムを見つけられたとは思わない」「Q3最後のラップはかなり良かった。でもデプロイメントに問題があって、バックストレートで0.3秒くらい失ったんだ。でも最後にはその問題は解決した」さらに、この日は前日ほどマシンのバランスが良くなかったことも苦戦の要因だったという。「この予選ではクルマにかなり苦しんだ。アンダーステアがずっと強かった。でも、それでも3番手には満足している」別の取材では、ブレーキングでも苦労していたことを明かした。「昨日はクルマのバランスが本当に良くて、セッションを重ねるごとに速くなっていた。でも今日はブレーキングに苦しんだ。クルマが急に向きを変えたり、タイヤをロックさせたりして、昨日のように自分の思い通りには動いてくれなかった」メルセデス撃破へフェラーリの連携を重視ハミルトンは、5度目のポールポジションを獲得したアントネッリとメルセデスの速さを高く評価しており、正攻法で勝つのは簡単ではないと認めた。「ネガティブになりたいわけじゃないけど、メルセデスは単純に速い」「もしスタート直後にキミを抜けなければ、そのまま逃げられてしまうだろう」そのうえで、フェラーリ勢が2台そろって上位からスタートすることを強みに挙げた。「僕たち2台が前にいるのは間違いなく大きい。キミについていけるかどうかは明日になってみないと分からない。でも戦略を工夫して、チームとして彼らを倒せるよう挑戦したい。全力を尽くすよ」10勝目へ望みは残るハミルトンはシルバーストンで前人未到となる10勝目を狙っている。予選ではデプロイメントトラブルとマシンバランスの乱れに見舞われたものの、3番手という好位置は確保した。決勝ではルクレールとの連携や戦略を駆使し、勢いに乗るメルセデス勢に挑むことになる。フェラーリは予選で2台を2番手・3番手に並べることに成功した。ハミルトンが明かしたトラブルが決勝で解消されれば、地元シルバーストンで記録更新となる10勝目に向けて、アントネッリ率いるメルセデスにプレッシャーをかける展開が期待される。【関連】・F1イギリスGP 予選 結果・タイムシート:アントネッリがポール獲得