ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1チームと新契約を結び、40代までレースを続けるという決断について口を開いた。以前はそのマイルストーンには到達しないとほのめかしていた。ハミルトンは昨年夏、メルセデスF1チームとの新契約にペンを走らせ、F1の将来をめぐる数カ月間の憶測に終止符を打った。この契約は、ハミルトンが40歳になる2024年と2025年まで現役を続けることになる。
BBC Sportのインタビューで、ハミルトンは心境の変化について「決して“絶対”と言ってはいけない」とコメント。「でもあの時点では、間違いなく続けるとは思っていなかった。シーズンはとても長い。みんなと長い間離れている。それを16年もやっている。過酷だ」「華やかできらびやかで、ポジティブなこともたくさんあるけれど、ベストの状態を維持し、コミットし、トレーニングを続け、結果を出し続けるのは決して簡単なことじゃない。プレッシャーは大きい」とハミルトンは説明する。「常に厳しい目で見られているし、人生で勝つことができない状況にいる」「レースに勝てば、『ああ、彼は7度のワールドチャンピオンだ。103勝しているしね』だ。もしうまくいかなければ、批判...今の時点では負けることしかできない」「だから、それを経験したいかどうか疑問に思っていた時期があったのは確かだ」ハミルトンは少なくともあと2シーズンはメルセデスとF1を続けることになるメルセデスがW14を手なずけるために奮闘する中、ハミルトンは今季もグランプリ未勝利に終わったものの、ドライバーズランキングではレッドブルのマックス・フェルスタッペン、セルジオ・ペレスに次ぐ3位で2023年を終えた。18年目のシーズンを迎え、再び勝利への道を突き進むハミルトンは、このスポーツ、そしてドライビングへの愛がこれまでと同様に強いことを明らかにした。2007年にマクラーレンでF1デビューし、2025年に40歳を過ぎてもレースを続けているドライバーとなるハミルトンは「僕は今でもドライビングが大好きだし、クルマに乗り込むのが大好きなんだ」と語った。「クルマが始動して、クルーや周りの人たちがいて、ピットレーンに行くと、初めて運転した日と同じような笑顔になる」