F1オーストラリアGPでフェルナンド・アロンソの前に立ちはだかったルイス・ハミルトンは、アストンマーティンAMR23の長所を学ぶ機会を与えられた。ハミルトンはアルバート・パークで2位となり、レースを通してほぼ一緒に走った元チームメイトのアロンソを1つ上回った。
アロンソはレース後、前を行くメルセデスより速いと感じていたが、アタックを仕掛けるほど近づくことはできなかったと語った。ハミルトンはほぼ完璧なレースを展開し、アロンソはターン13でブレーキがロックしたことをハミルトンの唯一のミスだったと述べた。ハミルトンは「フェルナンドはもう少し速かったと思う」とオーストラリアGPのペースについて語った。「ストレートでは僕たちの方が少し速かったと思うけど、すべてのコーナーで彼の方が速かった」メルセデスはイースター休暇を利用して、W14にダウンフォースを加える作業を行っている。また、クルマ全体のバランスを改善するために、サスペンションにも手を入れている。メルセデスはプレシーズンテストから、自分たちのクルマがレッドブルに対して物足りないことを自覚しており、公然と自己批判をしてきた。ハミルトンにとって、メルボルンでアロンソと戦った時間は、W14の弱点をあらためて垣間見させてくれたと語る。「自分たちの足りないところと良いところを知ることができ、とても興味深かった」とハミルトンはオーストラリアGP後に語った。「今日はポジティブな声明も出ているけど、当然ながら、もっとパフォーマンスを上げる必要がある」「この2レースは彼ら(アストンマーティン)がリードしていたが、それでも何とか先攻してフィニッシュできたことはとても素晴らしいことだ。間違いなくそれを受け入れるつもりだ」メルセデスはコンストラクターズ選手権で3位につけており、アルバート・パークでのハミルトンの2位が今季唯一の表彰台となった。これまでの 3 レースで合計 56 ポイントを獲得しており、アストンマーティンに9ポイント、チャンピオンシップリーダーのレッドブルに67ポイント差となっている。
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