メルセデスのルイス・ハミルトンは、セーフティカー先導走行のみで終了したF1ベルギーGPを雨の中で長時間待っていたファンにチケット代が返金されることを望んでいる。大雨と視界不良のため2回の赤旗中断となったレースは、3時間以上のディレイの末、リーダーのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が2周を消化したことでレースは成立。フェルスタッペンがレースウィナーと宣言された。
マックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)に次ぐ3位でフィニッシュした後、パルクフェルメでインタビューに応えたルイス・ハミルトンは、悪天候にもかかわらず待ち続けた数千人のファンを称賛した。「今日のファンには本当に申し訳ない」とルイス・ハミルトンは語った。「もちろん、天気に責任はないけど、今日のファンは信じられないほど素晴らしかった。ずっと僕たちのそばを離れずに潜在的なレースのためにひたすら耐えていた」「彼らが僕たちをコース上に送り出したときにトラックがこれ以上良くならないことを知っていた。最小要件であるセーフティカーの後ろを2周するだけだった」「今日のファンが今日お金を取り戻せることを本当に望んでいる」その後の記者会見で、ルイス・ハミルトンは「ファンは雨の中外にいた。それでも、彼らはエネルギーを持っていて、雰囲気を作ってくれた」とルイス・ハミルトンはコメント。「今日彼らはレースを奪われた。僕は彼らがお金を取り戻すに値すると思う」「お金の話で言えば、レースをスタートした2周はすべてお金のシナリオだった。それで全員がお金を手に入れる。ファンもお金を取り戻すべきだと思う。彼らはやってきて、支払った金額のものを見ることができなかったんだからね」「今日はレースではなかった」マックス・フェルスタッペンに対するチャンピオンシップのリードを3ポイントに縮められたルイス・ハミルトンは、条件が危険すぎてドライブできないことには同意したが、適切なレースができなかったことに失望したと語る。「大変だった」とルイス・ハミルトンは説明した。「実際には見えませんでした。目の前の5メートルでマシンはストレートで消えていった。点滅しているライトがどこにあるを知るにも、全開で走ることさえできなかった。それらがどこにあるのか分からなかったからね」「レースをしたかったので残念だ。それほど激しく雨が降らなければ、良いレースだっただろう」