ルイス・ハミルトンが、2010年にドライブした『マクラーレン MP4-25A』が、シルバーストンで開催された公開オークションで記録的な483万6000ポンド(約7億3000万円)で落札された。このマシンは、F1イギリスGPの土曜日のスプリント予選に先立ってマクラーレンのテストドライバーによってデモ走行が行われ、潜在的なバイヤーとファンはマシンを詳しく見ることができた。
ルイス・ハミルトンがレースで勝利したF1マシンがこの種のオークションに出品されるのは今回が初めてとなった。2010年、ルイス・ハミルトンは3勝を挙げてランキング4位でシーズンを終えている。出品された『MP4-25A / 01』は2010年の第7戦F1トルコGPでようやくルイス・ハミルトンにシーズン勝利をもたしたシャシー。このレースは、レッドブルズF1のセバスチャン・ベッテルとマーク・ウェバーが同士討ちを演じ、二人の関係崩壊の重大な瞬間としても知られている。今回のオークションを実施したRMサザビーズは「この注目に値するマシンは、スポーツで最も成功したドライバーによって勝利を収められたモータースポーツとF1の歴史の重要な部分を手に入れたいと願う世界中のコレクターから大きな関心を集めた」「このマシンはマクラーレン・レーシングのヘリテージチームによって完全にレースの準備がなされ、マクラーレンとメルセデスの技術者によって完全にサポートされたデモンストレーションラップを走った」「マクラーレンのテストドライバーであるロブ・ガロファルの手によってシルバーストン・サーキットを駆け巡り、興奮した観客はオークションの歴史を目の当たりにし、強力なメルセデスベンツ2.4リッターV8エンジンのサウンドを楽しんだ」「マシンの入札は、オンライン、電話、シルバーストーンで直接受けつけた」
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