F1ワールドチャンピオンのルイス・ハミルトンは、メルセデスF1との契約を2023年まで延長することは、2021年の残留を承認するプロセスよりも“はるかに簡単”だったと語る。2013年からメルセデスF1に所属するルイス・ハミルトンだが、以前の契約は2020年末に失効した。そして、2021年シーズンだけを対象とする新しい契約は、双方に様々な遅れが生じた結果、年をまたいで今年2月初旬まで確定しなかった。
だが、F1オーストリアGPの週末、メルセデスF1はルイス・ハミルトンが2023年までチームに残留する2年間の契約延長に合意したことを発表した。「12月や1月よりもずっとスムーズだった」とルイス・ハミルトンは契約交渉について語った。「クリスマスと正月は多くのことがあり、ストレスの多い時期だった。当然、僕たちはズームを介して交渉を行っていたけど、そのような会話が常に最も生産的であるとは限らない」「今回ははるかに簡単だった。トト(ヴォルフ)と顔を合わせてもっと多くの時間を一緒に過ごした」「2021年の過去の契約は2年契約であることが意図されていて、2年契約になる可能性があったけど、僕がそれを1年契約にするように頼んだ」「当然ながら、僕たちはパンデミックを経験していて、世界には非常に多くの変化があった。また、続けるかどうかも分からなかった」「シーズンでベストで最も楽しいスタートを切り、僕たちが行っている戦いを楽しんだ。そして、ベストなことは、明らかに来月の夏休み前にこれを完了することだった。今、僕たちは自分たちができる最高のチームになることに集中することができる」ルイス・ハミルトンは、交渉と長期ビジョンの両方におけるメルセデスの親会社であるダイムラー内の上級職員の協力を称賛し続けた。 「過去には、シーズン中にそれをやりたくなかった時期があったのを覚えている。そういった会話をするのはストレスが多いからだ」とルイス・ハミルトンは語った。「今回ははるかに優れたプロセスであり、非常に迅速に行われた。トトは交渉で素晴らしかった。オラ(ケレニウス/ダイムラー会長)と取締役会は非常に協力的だった」「僕たちが前進するために直面していることや、僕たちができる変化や改善を知り、メルセデスとの連携を維持し続けることは彼らからの素晴らしいコミットメントであり、僕自身からも大きなコミットメントだと思う」
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