F1シュタイアーマルクGPの予選を3番手で終えたメルセデスF1のルイス・ハミルトン。予選の早い段階でタイヤを温存し、Q3で3アタックを狙ったが、最後のアタックで前のマシンを追い抜くという本能的な動きによってタイヤを準備することができなかったと振り返る。FP3での最速だったルイス・ハミルトンは、予選に大きな期待を持っていた。
しかし、マックス・フェルスタッペンとチームメイトのバルテッリ・ボッタスに次ぐ3番手タイムしか出すことができなかった。結果的にボッタスのペナルティによってフロントローに並ぶとしても。予選Q3の最後のアタック前にライバルを抜いたことが負担になったのではないかと質問されたルイス・ハミルトンは「後から考えれば、確かにそうかもしれないね。みんながあまりに遅く走ることを心配していた。タイヤの温度を上げることができなかった」と笑う。「汚れたラインを走ってしまった。タイヤのゴミをピックアップしてしまったし、最終コーナーからの立ち上がりがイマイチだった。すでにターン1までに0.1秒下回っていたし、ターン3までには0.2秒遅れていた。したがって、希望はなかった。そこからは自然にオーバードライブしてそのタイムを取り戻そうとしたけど、うまくいかなかった」ルイス・ハミルトンは、FP3と予選の間でペースを失って途方に暮れていたと説明した。「難しいセッションだった」とルイス・ハミルトンはコメント。「全般的にこれまでのところ本当に良い週末を過ごしていた。もちろん、マックスほど速くはなかったけど、イベント前にたくさんの仕事をして、昨日は一日を通してクルマが素晴らしかった。少しずつ削っていった。それぞれの変更でなんとか0.1秒くらいやりくりしてきた。それから予選に入ったけど、P3ほど感触が良くなかった。どうしてか理解できない」「予想もしていなかった。良いセッションを行って、良いラップを提供したかった。FP3ではラップができていたし、『Q3で必要なのはこれだ』と思っていたけど、まったく近づけなかったね(笑)」「このようなことは起こるものだ。全力は尽くしたし、明日は長いレースなので、バランスが機能してくれることを願っている。レッドブルとの厳しい戦いになるだろうね。彼らは今週末は概して優位に立っていると思う。昨夜の分析では、ロングランのペースで0.4秒先を行っている。そのギャップを埋められていることを願っている」2021年 F1シュタイアーマルクGP 予選 結果1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ) - 1分03秒8412.バルテリ・ボッタス(メルセデス) +0.1943.ルイス・ハミルトン(メルセデス) +0.2264.ランド・ノリス(マクラーレン) +0.2795.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ) +0.3276.ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ) +0.3957.シャルル・ルクレール(フェラーリ) +0.6318.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ) +0.6739.フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ) +0.73310.ランス・ストロール(アストンマーティン) +0.86711.ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)12.カルロス・サインツ(フェラーリ)13.ダニエル・リカルド(マクラーレン)14.セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)15.アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)16.ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)17.エステバン・オコン(アルピーヌ)18.キミ・ライコネン(アルファロメオ)19.ミック・シューマッハ(ハース)20.ニキータ・マゼピン(ハース)Formula 1 BWT Grosser Preis Der Steiermark 2021
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