ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1と新しい契約についての交渉が進行中であり、これまでの議論は“ポジティブ”だと語った。7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルスのパンデミックによって凝縮したシーズンとなった昨年、契約交渉が年をまたぎ、2月にメルセデスF1と1年間のみの契約延長に合意した。
先月、ルイス・ハミルトンは“将来を明確に把握”するためのポイントとして夏休み前を目標に掲げ、2022年以降のメルセデスF1との新しい契約を早くにまとまられることを熱望していると語っていた。今週末のF1シュタイアーマルクGPに先立って契約交渉の状況について質問されたルイス・ハミルトンは、メルセデスF1のチーム代表であるトト・ヴォルフと新しい契約について話し合いを開始したことを確認した。「僕たちは議論を始めている」とルイス・ハミルトンは語った。「言うことはあまりない。僕たちは議論を重ねているけど、状況はポジティブだ」2021年しかカバーしていない1年間の契約延長は、ルイス・ハミルトンの今シーズン終了後のF1での将来に疑問を投げかけた。しかし、ルイス・ハミルトンは自分の計画が、8回目のF1タイトル獲得という記録を更新できるどうかには依存しないとしており、F1を引退する兆候はほとんど示していない。メルセデスF1は、ルイス・ハミルトンのチームメイトであるバルテリ・ボッタスとの契約も今シーズンで期限切れになるため、新しいドライバー契約について話し合う忙しい時期に直面することになる。バルテリ・ボッタスは、メルセデスF1のジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルとシート争いをしており、将来について重大な憶測にさらされてきた。ジョージ・ラッセルは過去3シーズンにウィリアムズF1に感銘を与えており、年末にはフリーエージェントになる。バルテリ・ボッタスは、2021年シーズン序盤に苦戦しており、3位以下のレースを終え、これまでの7戦の合計ポイントはルイス・ハミルトンの半分未満にしたか満たない。しかし、ルイス・ハミルトンは、バルテリ・ボッタスがF1で“全体的に最高のチームメイト”であり、過去4年間のそれぞれでメルセデスF1のコンストラクターズタイトルを獲得してきたボッタスを称賛した。「僕がチームメイトと言うとき、それはドライバーのパフォーマンスだけではない」とルイス・ハミルトンは語った。「それはチームの士気が重要だし、チームメイト環境でどのように働くかが重要だ」ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1の既存のラインナップを変更する理由はないと続けた。「今僕のチームメイトはバルテリだ。そして僕たち二人ともが自分たちのキャリアで浮き沈みを経験してきた」とルイス・ハミルトンは語った。「でも、僕が言ったように、彼は素晴らしいチームメイトだと思う。必ずしもそれを変える必要があるとは思わない」その後、「ジョージラッセルについての一言」を求められたルイス・ハミルトンは、「何を?」と答えた。自分のチームメイトになる可能性についての質問であるがわかったルイス・ハミルトンは「彼は現在僕のチームメイトではないので、他に何も言う必要はない」と語った。