F1プレシーズンテストで苦戦したルイス・ハミルトンは、2021年のF1世界選手権が“タフなシーズンになる”だろうと認める。2021年のF1プレシーズンテストでは、ターボハイブリッド時代に投入して以来、初めてメルセデスF1が脆弱な姿をみせた。新車W12には多くの問題が発生し、スピード、信頼性、ドライバビリティのいずれも優れてはいなかった。
また、メルセデスは、過去数年間、誰よりも多くの周回を記録することで有名だった。だが、今年は周回数に関して最下位のチームだった。当然、それは今季8回目のF1ワールドチャンピオンにもルイスハミルトンに関係している。テストのファンではないハミルトンだが、王座が脅威に晒される可能性がある。「やるべきことはたくさんある。タフなシーズンになるだろう」だが、F1プレシーズンテストで不調でも、シーズンが開幕する挽回した例もある。2019年のフェラーリはテストで躓いたが、シーズン中にF1エンジンを改善し、8勝を挙げた。したがって、ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1がこの障害を克服することができると感じている。「現時点ではおそらく十分な速さではないようだけど、僕はチームを信頼している。僕たちは挑戦が大好きだし、これは間違いなくルールの変更を伴う僕たちにとっての挑戦だ」とルイス・ハミルトンは語った。一方で、F1グリッドでルイス・ハミルトンほどスムーズなドライバーはいない。近年、ハミルトンはめったにぐらついたり、バリアにクラッシュすることはない。しかし、彼はバーレーン・インターナショナル・サーキットでヒヤリとした瞬間がだった。コーナー13への進入でルイス・ハミルトンはW12をグラベルにスピンアウトさせた。グラベルから抜け出すことができなかったハミルトンは赤旗の原因となった。ルイス・ハミルトンは、それをW12のバランスの悪さと神経質なリアに起因すると考えている。「僕にとっては珍しいスピンだったけど、総合的にマシンのバランスに不満があり、苦労している。それでも、マシンがバラバラになるようなことはなかったし、僕たちはプログラムを完了させた」
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