メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、2021年のF1世界選手権がスタートするわずか数週間前に、信頼できる右腕としてともに仕事をしてきたマネージャーのマーク・ハインズと袂を分かつことになったと伝えられている。Daily Mail のF1特派員ジョナサン・マケボイからの報告によると、ルイス・ハミルトンとマーク・ハインズは冬に行われた議論の末、先週、別々の道を歩みことを決断したという。だが、この別れは“友好的”なものだと表現された。
元英国F3チャンピオンであるマーク・ハインズは、7回のF1ワールドチャンピオンの長年の親友であり、ルイス・ハミルトンの「プロジェクト44」管理会社を率いて、英国の商取引とロジスティクスを監督。理学療法士のアンジェラ・カレンとともに。レース週末でハミルトン陣営のなかで重要な人物だった。マーク・ハインズは、最近、ルイス・ハミルトンがメルセデスと締結した1年契約には関与していないが、その契約交渉が、ドライバーと親密なアドバイザーである彼らの関係を見直すきっかけになったのではないかと推測されている。Daily Mail の記事でルイス・ハミルトンに近い情報筋は次のように述べている。「マークは、モータースポーツ内の他の機会を追求するためにプロジェクト44を去った。ルイスは、彼がプロジェクト44と同じように、次の挑戦でも価値がある人物であることを分かっており、活躍を願っている」「ルイスは、個人的にも会社の設立を支援する上でも、過去5年間のすべてのサポートに非常に感謝している」「その間、ルイスは4回の世界選手権で優勝し、数々の記録を更新した。マークはその成功の一部であり、その成功を分かち合った」「マークとルイスは若い頃からお互いを知っており、最初は友人、次にビジネスパートナーとなかった。ビジネスの意味では別れを告げるが、彼らは親しい友人のままだ」マーク・ハインズは、来月サウジアラビアで開幕するエクストリームEに参戦するルイス・ハミルトンの『X44』チームの運営を監督すると考えられていた。マーク・ハインズの離脱後、誰がチームを管理するかは現在のところは不明だ。