メルセデスF1の親会社であるダイムラーは、ルイス・ハミルトンが希望するF1チームとの新契約の条件に難色を示していると報じられている。7回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、2020年末でメルセデスF1との契約が失効し、新たな契約を結ぶことなく新年を迎えることになった。2021年のF1シートが未確定なのはメルセデスF1のひとつだけとなっている。
イタリアの Corrieredello Sport を含む情報筋は、メルセデスF1チームの親会社ダイムラーは、ルイス・ハミルトンが要求する新しい契約条件に難色を示していると報じている。報道によれば、36歳のルイス・ハミルトンはシーズンあたり4000万ドルの基本給に加えて、タイトルボーナスの10%(約1000万ドル)を追加する4年契約を希望しているという。さらにルイス・ハミルトンはメルセデスAMGのハイパーカーであるプロジェクトワンとメルセデスの新しい環境技術への移行において重要な役割を果たすことを望んでいるとも報じられている。Corrieredello Sport は、ダイムラーの契約期間の長さ、そして、メルセデスのジュニアドライバーであるジョージ・ラッセルの将来の魅力的な見通しを考慮して、まだルイス・ハミルトンの要求に合意していないと主張している。今年もジョージ・ラッセルがウィリアムズに残留することは決定しているが、ウィリアムズが2022年からメルセデス製のギアボックスと油圧システムを使い始めることは注目に値する。メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは「2014年から我々のパワーユニットを搭載しているウィリアムズにとって、統合されたパワートレインを手に入れることは理にかなっており、我々のチームにとっても新しいルールの下で他チームに供給することは経済規模の観点から理にかなっている」とコメント。「これは我々がウィリアムズとしばらく話し合ってきたプロジェクトであり、このような拡大を実現できることをうれしく思う」
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