6回のF1ワールドチャンピオンであるルイス・ハミルトンは、現在の新型コロナウイルスの危機にあっても社交的な活動をやめない人々に“無責任で利己的”なことはやめようと呼びかけた。新型コロナウイルスの世界的な大流行は広がり続けており、世界中で感染者は34万人を超えであり、死者数は1万5000人に達している。
ヨーロッパのいくつかの国は閉鎖されており、政府は人々に自主隔離を続け、規定された制限を尊重するよう求めている。しかし、多くの人々はルイス・ハミルトンがソーシャルメディアで非難した行動に注意を払っていない。「世界各地で起こっている死者の数を聞いてとても悲しい」とルイス・ハミルトンはコメント。「僕たちのほとんどはなぜこれが起こっているのかという知識が制限されている」「自分たちを孤立させ、広めないようにすることを除いて、僕たちにできることは何もない」「クラブやバーや大規模な集まりに行く人はまだいるけど、個人的には無責任で利己的だと感じている」「毎日自分の家族の安全を祈っているけど、そこにいるみんなのことも祈っている。自分の健康を危険にさらし、他の人を助け、国を運営し続けるために、地元の店、配達人、医師、看護師で働く人々のために祈っている。「彼らは英雄だ。どうか無事でいてほしい」ルイス・ハミルトンは、3月4日にロンドンで開催されたイベントに出席。のちに新型コロナウイルスの陽性反応が出たイギリスの俳優イドリス・エルバやカナダ首相の妻でテレビタレントのソフィー・グレゴワ・トルドー夫人と共に出席していた。英国ではルイス・ハミルトンがイドリス・エルバと腕を組んで移っている写真が、エルバとトルドー夫人の陽性を伝える報道に広く用いられた。 このイベントの後に最終的にはキャンセルされたF1オーストラリアGPに向けてメルボルンに旅立ったルイス・ハミルトンは、新型コロナウイルスの症状は出ていないと語った。「2人が後から新型コロナウイルスの陽性と診断されて、一緒にイベントに出ていたので僕の健康についていくつかの推測があった。僕は問題ないし、健康だ。1日に2回トレーニングしている」とルイス・ハミルトンはコメント。「症状はまったく出ていないし、ソフィーとイドリスに会ってからもう17日が過ぎている。イドリスとは連絡を取っていて、彼が大丈夫だと聞いて安心している」 「自分の医師と話をしているし、必要ならばダブルチェックも受けたけど、実際の問題としてできる検査の量は限られているし、僕よりもそれを必要としている人がいる。僕には特に何の症状も出ていない」 「だから、先週は自分を隔離していた。実際、金曜日にプラクティスがキャンセルされてからそうしていたし、人との距離を保っていた」イギリスの国民医療サービスの勧告を広めるために手洗いの動画を公開しているルイス・ハミルトンは、社会隔離戦略と衛生状態の維持を促進するメッセージを繰り返す「誰もができる一番大事なことは、前向きであること。できる限り社会的な距離を取ること、必要なら自分を隔離すること。そして、常に石鹸と水で20秒以上手を洗うことだ」とハミルトンは訴えている。 「みんな、メッセージありがとう。みんなにポジティブさと愛を遠くから送るよ」
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