メルセデスのルイス・ハミルトンは、ホンダF1が“明らかに大きな一歩を踏み出した”と語る。F1ブラジルGPでレッドブルのマックス・フェルスタッペンから6.139秒差、トロロッソのピエール・ガスリーから0.062秒差の3位でフィニッシュしたルイス・ハミルトンは、アレクサンダー・アルボンとの接触に5秒加算ペナルティを科せられて7位に降格。まさにホンダF1と絡んだレースだった。
レース終盤のピエール・ガスリーとのバトルについてルイス・ハミルトンは「激しいレースだった」とコメント。「隙を突いてやろうとしていたけど・・・彼は素晴らしい仕事をした。彼はトラックのすべてのセクションでクルマを正しい位置に置いていた。とてもフェアだったし、ミスがなかった。だから、彼には脱帽だ。彼は素晴らしい仕事をした」また、ホンダのF1エンジンについて「正直、コーナーでは彼らに追いつくことができたけど、彼らはストレートで僕たちをカモにいていたので、僕たちにできることは何もなかった」とルイス・ハミルトンは語る。「明らかにホンダは大きな一歩を踏み出した。そして、今の彼らのように強いマニュファクチャーを見るのは素晴らしいことだ」「来年は3つ巴、いや、4つ巴の真剣勝負になることを願っている。それはF1にとって素晴らしいことだ」ピエール・ガスリーは「激しかった。初表彰台が見えてきて、背後に限界までプッシュしているワールドチャンピオンがいた。全力で守ろうとしていたし、最終コーナーを立ち上がって、とにかく全開で、エンジンがすべての馬力を出してくれることを願っていた。オーバーテイクボタンを押して、コックピット内で体勢を低くしようとしていた。彼のフロントウイングが見えて『どうか抜かないでくれ』『抜かれたら怒るぞ!』という感じだった」と最終ラップの攻防を振り返る。「本当に2位を守りたかった。ホンダは過去数ヶ月で本当に改善したと言わなければならない。この進歩がなければ、メルセデスを抑えて2位になることは不可能だった。とにかくすごい。今日、僕たちににはホンダにありがとう、おめでとうとしか言えない」「今シーズンだけでなく、彼らはF1に復帰して以来、厳しい時期を過ごしても開発を続け、懸命に仕事を続け、アップグレードをもたらしてきた。うまくいったものもあれば、そうでなかったものもあるけど、最終的に彼らは最も改善した人たちだ」「彼らの姿勢と仕事はとにかく信じられないし、彼らは僕がスーパーフォーミュラにいた頃から何年も僕のことをサポートしてくれている。彼らとの旅の一員になれたことは素晴らしいことだし、今日マックスと1位と2位になれて本当に嬉しい。この結果を彼らに与えることができて本当に嬉しい」