メルセデスのルイス・ハミルトンは、残り8戦で65ポイントのリードを築いているにも関わらず、自身6回目のF1ワールドチャンピオンを当たり前に獲れるとは思っていないと語る。F1ベルギーGPではわずか0.981秒差で優勝を逃したルイス・ハミルトンだが、2位でフィニッシュし、ランキング2位でチームメイトのバルテリ・ボッタスとの差を拡大。3位のレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがリタイアしたことで、その差に18ポイントを加えた。
ルイス・ハミルトンは、大量のリードを築いていたといても各週末へのアプローチに何も違いをもたらすことはないと説明し、多くのドライバーがまだキャッチアップして追い抜くことは可能だと考えていると述べた。「あらゆる可能性に目を向けなければならない。もちろん、まだ可能性はある」とルイス・ハミルトンはコメント。「そこは僕の焦点ではない。トライしたり、心配していることではない。バルテリがタイトルを獲得することは可能だ。週末ごとに結果を出すことに集中する必要がある」「違いをもたすことはない。自分がどれだけの仕事をしなければならないかはわかっている。今週末、もしくは次の週末に出場できなかったり、今後のミスをしたり、レースで結果を出せなければ、今年のチャンピオンシップを簡単に失ってしまう可能性がある」「順位を変えるだけの獲得可能ポイントが残っているし、過去と同じように集中し続けて、基本的に毎年のようにシーズン後半に臨んでいる」ルイス・ハミルトンは、夏休みの大半を休息とリチャージに費やしたが、過去12戦の弱点にも注意を払ったと説明した。「ほとんどの時間をバッテリーを充電して、周りの良いエネルギーを吸収することに費やした。例えば、たくさんの読書をした。今、僕はもっと多くのことを学ぼうとしているところだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「それ以外では、ネガティブなことではないけど、シーズン中にうまくいかなかったことに目を向けて、なぜうまくいかなかったのかを理解し、今後のレースを見据えていた」「強いレースと弱いレースがあるし、弱いレースをどのように続けて、結果を出すか? 通常、休み中にはしないけど、チームとの少し会話をした。改善するために何ができるかをね。それがコミニュケーションであろうと、とにかくどんなことでも確認した。会議の1分前に到着したとしても、僕たちはすべてのエリアを確認している」