ルイス・ハミルトンは、今年のホンダのF1エンジンはメルセデスに匹敵していると考えている。メルセデスとルイス・ハミルトンは前半戦で両方のチャンピオンシップで大きなリードを築いているが、過去3大会ではレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが2勝を挙げて勢いをつけている。
まだ、ランキングトップのルイス・ハミルトンと3位のマックス・フェルスタッペンとの差は63ポイントあり、現時点でフェルスタッペン自身も後半戦にタイトル争いを演じられるかどうかについては疑問を持っている。大波乱となったF1ドイツGPでのレッドブル・ホンダの勝利は例外的なものと捉えることもできるが、ホームレースとなったF1オーストリアGPでの実力で勝ち取ったものだった。ルイス・ハミルトンは、レッドブルは過去に一時代を築いてたチームであり、今後数か月かけて慎重に見極めていきたいと語る。レッドブル・ホンダがタイトル争いに絡んでくる可能性について聞かれたルイス・ハミルトン「彼らがチャンピオン連覇したチームだということは忘れではならない」とコメント。「彼らはいつも物凄いクルマを持っていた。あそこにはこのスポーツで屈指のデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイがいる」ルイス・ハミルトンは、最近のレッドブル・ホンダの進歩を警戒していると語り、夏休み後に訪れるパワーセンシティブなベルギーとイタリアでの戦闘力に関心を持っている。多くの人々は今シーズンからホンダにF1エンジンをかえたレッドブルは苦戦すると予想していた。「彼らはややパワーが足りずにスランプに陥り、そこからしばらくは他よりダウンフォースが少ない時期もあった。でも、それを着実に取り戻し、クルマをうまく機能させているし、両ドライバーが良いパフォーマンスを発揮するようになっている。そのレベルまで来ているし、とても良いクルマだ」とルイス・ハミルトンはコメント。「今は彼らに合った時期なんだと思う。クルマはたまに場所によって良くなることがあるということも忘れてはならない。シーズン全体で常にベストとはいかない。オーストリアのサーキットにはレッドブル・ホンダのパッケージが合っていた。僕たちと比べても良いクルマだし、フェラーリに対してもそうだった」 「今週末もそうかもしれない。おそらくシンガポールは強いと思う。モンツァのような長いところでは・・・今年は今までと違うかもしれない。彼らは新しいパワーユニットを手に入れた。パワーで僕たちに劣らない。場所によっては僕たちよりパワーが上のこともあると思う」 「そういう他の場所で彼らがどうなるか興味深い」2勝を挙げているマックス・フェルスタッペンだが、タイトル争いについては「そのことは考えていない」と語る。「とにかく毎週末ベストな仕事をするだけだ。メルセデスがこれだけ有利なシーズンスタートを切ったので、彼らをとらえるのは難しい。トライはするけど、僕はチャンピオンシップのことは考えていない」一方、レッドブル・ホンダとランキング2位のフェラーリとの差は44ポイントとなっている。「レッドブルが前にいるかどうかはわからない」とマックス・フェルスタッペンは語る。「通常であれば、フェラーリがホッケンハイムでポールを獲得していただろう。僕たちの方が彼らよりも週末をうまくこなして、結果を持ち帰っているだけ。彼らはとても速い。コースによってはもっと速くなることもあるだろう。ロングストレートがあるところだと圧倒的だ」 「今週末を見てみよう。僕たちの位置はまだあまりはっきりしていない。1つ確かなのは、メルセデスがまだ前にいるということだ。僕たちはそれをターゲットにしなければならない」
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