メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1ドイツGPのパフォーマンスは“長い間F1を戦ってきたなかで最悪の日”だったと語る。週末を通して体調不調に見舞われていたルイス・ハミルトンだったが、予選ではポールポジションを獲得し、雨で変わりやすいコンディションとなった決勝でもレース序盤をリードしていた。
だが、27周目に最後から2つのコーナーでクラッシュを喫してフロントウイングを破損。緊急でピットインするものの、ピットエントリーのボラードを無視したことで5秒加算ペナルティを科せられ、その後もターン1でスピンを喫するなど精彩を欠いた。合計で6回のピットストップを行ったルイス・ハミルトンは、ポイント圏外の11位でフィニッシュ。レース後にアルファロメオ・レーシングの2台が規約違反で降格したことでなんとか2ポイントを獲得した。「とにかく駄目な一日だったし、最悪の週末だった。あまり言えることはない。おそらく長くF1をやっていて最悪の一日だった」「でも、持ちこたえて、学んでいく。正直、今日何が起こったのかあまりわかっていないし、終わってくれて嬉しく思っている」「ウオールにヒットしてしまったのは役に立たなかったし、まだ雨が降っているときにスリックに交換したことも役に立たなかった。とにかくいろんなことの組み合わせだった」「まだレースはたくさんあるし、気持ちを切り替えて、強くなって戻ることに集中していく必要がある」