メルセデスのルイス・ハミルトンは、シルバーストンは“究極のレースサーキット”であり、F1イギリスGPの存続のために戦うと誓う。今週末のF1イギリスGPは、2017年に解除条項を行使したシルバーストンの現在の契約で行われる最後のレースとなる。現在、リバティ・メディアとシルバーストンは2020年以降の契約について交渉であり、締結は間近であるとも報じられている。
英国出身のルイス・ハミルトンは、カレンダーからシルバーストンが無くなるようなことがあれば、F1は“本質の大部分”を失うことになると警告する。シルバーストンで5勝を挙げているルイス・ハミルトンは「究極のレースサーキットだ」と語る。「決して失ってはいけないグランプリだ。F1がそれを失えば、本質の大部分を失う」「僕がレースをしている間はそうしてはいけないと感じている。僕がここにいる間は存続のために戦うつもりだ。1年で最大の観客が訪れるし、シーズンで最大の来場者数を誇るレースだ。そんなことを起こらせるわけにはいかない。僕たちはそのために戦わなければならない」シルバーストンは1950年に最初のF1世界選手権を主宰し、1987年以降、F1イギリスGPの本拠地としてカレンダーに存在し続けている。ルイス・ハミルトンは、今週末のレースに優勝した場合、F1イギリスGPでの6勝目となり、F1の歴史にさらに名を刻むことになる。「僕にとって最も期待しているイベントになっているし、最も楽しんでいるイベントだ」とルイス・ハミルトンは語る。「本当にファンが週末を作っているイベントだし、そういう雰囲気が感じられるレースだ」