メルセデスのルイス・ハミルトンは、F1の上位3チームは中団チームに対して0.5秒の優位性しかないと考えており、今シーズンはミッドフィールドの上位チームはより大きな結果を達成することになると考えている。5年連続のワールドチャンピオンチームであるメルセデス、そして、ライバルのフェラーリとレッドブルは、最近のシーズンで中団チームに対して大きなアドバンテージがあった。
3強チームとミッドフィールドとのギャップは昨シーズンに拡大していたが、2019年の空力ルールの変更によってチームのマシン設計は多種多様なものとなっており、ルイス・ハミルトンはF1プレシーズンテストでは順序ははるか拮抗していたと語る。ルイス・ハミルトンは、メルセデス、フェラーリ、レッドブル・ホンダがチャンピオンシップを争うことになるが「僕の知る限りでは、それ以降も接近している」と語る。「どのチームが4番手になるのかはわからなけいけど、彼らは過去よりもはるかにずっと近づいている」「以前は1秒くらいのギャップがあったけど、今ではそれが0.5秒以内か、もしくはそれ以下になると思っていると思う。それは素晴らしいことだ」「彼らにトップ3チームのように開発する能力を持っているかどうかにかかわらず、一年を通しての彼らの開発がどうなっていくかがおそらく最大の問題になるだろう」「エキサイティングな戦いになるだろう。ルノーやレーシングポイントは過去のものよりもはるかに上位でレースすることになるだろう」F1プレシーズンテストの総合タイムでは、トップタイムのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とミッドフィールドの差は0.6秒だった。しかし、ハースやレーシングポイントではプレシーズンテストでまだ真のポテンシャルを発揮しているようには見えなかった。今年レッドブルからルノーに移籍したダニエル・リカルドは、ミッドフィールドのグループの結果はわずかな差で決することになると考えている。「多くのクルマが非常に接近することになるだろう。そして、その中にあまり多くの差は存在しないと思う。『誰がよりクリーンなラップをするが』で1~3つのポジションの違いを生む可能性がある」とダニエル・リカルドはコメント。「誰がどの位置にいるかを確認するのを楽しみにしている。テストではかなり拮抗していた。シーズン開幕時は上位の数チームとの間に少しギャップがあるかもしれないけど、ミッドフィールドは確実に差を縮めているように見える」「メルボルンで目にすることが、シーズン全体の展開になるとは思わない。シーズン中、特に最初の6レースではかなり変化するだろう」
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