メルセデスのルイス・ハミルトンは、2018年シーズン開幕3戦の結果は、もはやメルセデスが最強ではないことを示していると語った。 開幕2戦はフェラーリが制したが、中国ではメルセデスが優勢だと予想されていた。しかし、予選ではフェラーリが0.5秒差をつけてフロントローを独占。元F1ワールドチャンピオンのデイモン・ヒルは、メルセデス王国の“落日”を目にしたと語っている。
F1中国GPの決勝では、バルテリ・ボッタスが先頭に立つシーンに立ち、最終的にセーフティカーのタイミングが影響して2位に甘んじた。一方のルイス・ハミルトンは週末を通してペースに苦戦し、4位でfニッシュ。レース後にはこの状況を“大惨事”だと語っていた。2014年にF1にV6ターボ“ハイブリッド”が導入されて以来、メルセデスが3戦連続で未勝利に終わるのは初となる。ルイス・ハミルトンは、メルセデスがフェラーリの後方であり、もしかすると中国GPを制したダニエル・リカルドが所属するレッドブルの後方にさえも下がってしまったかもしれないと考えている。 現時点でタイトルを勝ち取る自信はあるかと質問されたルイス・ハミルトンは「僕の考えは変わっていない。目標は今も同じだ」とコメント。「今週末ではっきりしたのは僕たちが最速ではないということだ。僕たちは現時点で2番手、もしくは3番手のチームかもしれない」「改善すべきところはあるけど、不可能ではないと思ってる。ここ数年、このチームは団結して全力を尽くして働き続けることが得意だということを示してきたはずだ」 ルイス・ハミルトンは、F1中国GPでの苦戦に関して言い訳はせず、次戦アゼルバイジャンGPまでに改善点を見せるかは自分たち次第だと語る。「今週末も僕は間違いなく全力を尽くした。いつもと全く同じように準備をしてきた、ただマシンに苦戦した。天候や戦略など、他の何かに責任があるというよりも、今週末はマシンの感触が良くなかった。土曜日も日曜日もね」 「ペースがなく、自分がいつも手にしているレベルのレースがないのであれば、自分でそれを見い出して前に進むしかない。でも、もちろん、協力して努力することではあるけど、僕の方がもっと苦戦していたのは確かだ」
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