メルセデスのルイス・ハミルトンは、チームのエンジニアは今年のフェラーリの予選パワーがメルセデスと同等レベルまで向上していると考えていると述べた。2018年のF1開幕戦オーストラリアGPの予選では、ルイス・ハミルトンがフェラーリ勢に0.6秒以上の差をつけてポールポジションを獲得。メルセデスのF1パワーユニットに搭載されるとされる“パーティーモード”が大きい話題となった。
しかし、ルイス・ハミルトンは、開幕戦でメルセデスのエンジニアが分析したデータでは、フェラーリのエンジンパワーはメルセデスと同レベルに達していたと明かした。「エンジニアによると、予選でのパワーでは僕たちは彼らとイコールだったようだし、彼らは本当に大きな改善していると思う」とルイス・ハミルトンはコメント。「レースでは僕たちがほんの少しだけ優位に立っているようだ。でも、1回のレースだけで話すのは難しいし、レースでのフェラーリは僕たちと異なる走行プロフィールで走っているし、燃料面でも違ったことをしていた。難しいね。今後のレースではもっと良いアイデアを得られるはずだ」フェラーリは、2018年のF1パワーユニットで10馬力アップを果たしたと考えられている。オーストラリアGPではストレートでメルセデスよりも速かったが、それはダウンフォースを削って走行していたことが助けになった。ルイス・ハミルトンは、ペース面では優位に立ちながらも、バーチャルセーフティカー導入中にセバスチャン・ベッテルに逆転を許して2位でフィニッシュ。メルセデスは、原因がデルタを計算するツールのバグによるもので、それによってピットウオールはベッテルに対して保持しておくべきいだったマージンが間違って算出されたと説明している。ルイス・ハミルトンはレース後にエンジニアらと問題について話し合ったといい、再発しない自信があると強調した。 「トップからスタートして2位でフィニッシュするのはいい気分ではない。誰だって後退したくないものだし、僕たち全員にとって難しいレースだったのは確かだ。チームのみんなが同じ痛みを感じていた。空港のラウンジでみんなで一緒に飲みながら、一致団結した」「全員が同じ痛みを感じたし、中には他の人よりも眠れない夜を過ごした人もいただろう。でも、最終的にどうやって前進すべきかについて良い方向性を見つけて、ポジティブな強い気持ちでここに来ている」「あのような問題があってもポイントは獲得できているし、バトルの中にもいられる。素晴らしいチームだ。どんなことがあろうと、この先どんな問題に直面したとしても、僕たちはプッシュして、前進する準備はできている」
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