2017年のF1世界選手権を制したルイス・ハミルトンだが、来年もチャンピオンナンバーであるカーナンバー1は背負わず、自身のパーマネントナンバーである“44”をつけて5度目のF1ワールドチャンピオン制覇を目指す。F1は、2014年にパーマネントナンバーを導入。ワールドチャンピオンはカーナンバー1をつけることができるが、ルイス・ハミルトンは、メルセデスとともにタイトルを獲得した2014年と2015年もカーナンバー1は使っておらず、カート時代のカーナンバーである44番を使用し続けている。
ルイス・ハミルトンは、F1では“ナンバー1”にまつわる歴史や名声があることはわかっているが、2018年も番号を変えるつもりはないと主張している。「エンジニアたちは欲しがっているし、メカニックの中にもそうしたいと言っている人がいるけど、変えるつもりはない。44番はファミリーだからね」とルイス・ハミルトンはコメント。「とても不思議な感じだし、きっと誰しもどこかのタイミングでラッキーナンバーを持つようになると思うけど、僕たちはそれを選んだんだ。子供の頃に、父がその番号を選んできれた。カート時代に43番をつけた写真があるけど、それは他の子が僕の番号を取ってしまったので43をつけるしかなかっただけで、それは僕の番号ではないって思った。そういう写真がある」 「たぶん、マーク・ブランドルがトロフィーの授与を担当した週末だったと思う。F1ドライバーに会ったのはあれが初めてだだった。でも、そうだね、僕は44番しか使わないと思う」 「44の中にナンバー1を入れ込むことはできるので、もしかしたらそういった遊び心は入れるかもしれない。でも、その数字自体は好きではない。これまでそれをつけた人たちがいるし、ミハエル(シューマッハ)もそうだったけど、僕以外に44をつけた人はいない」 「キャリアを開始したときから僕にとって良い数字なんだ。僕のファンが認識できて、より関連していると思ってくれる番号だと思う。1番はその時は良いかもしれないけど、永遠につけられるものではないしね。44は一生、僕のものだ」 F1ブラジルGPでは、4度目のタイトル獲得を記念してナンバー1と4つ目の星マークをサイドとトップにあしらった新しいヘルメットデザインを採用したルイス・ハミルトン。今年、複数のヘルメットデザインを使ってきたルイス・ハミルトンだが、デザインにはまだ少し微調整が加えられると述べた。「デザインを見たけど、今回は自分でデザインしたものではないんだ。BELLからは多くの手助けをしてもらっているけど、ちょっとしたサプライズだった。計画しているものを見せてくれた。でも、見せてもらって、4つの星にバーがひとつ加わっているのが一番カッコいいと思ったんだ」「でも、僕は完璧主義者なので、いつも『次はさ、ここをこうして・・・』と言ってしまうんだよね。たぶん、ヘルメットはすでにペイントされていて、その時に僕が勝ったから、彼らがちょっと足してくれたんだと思う。時間がかかるからね。でも、最高だし、BELLは本当に素晴らしいよ」
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