ルイス・ハミルトンは、ミハエル・シューマッハが保持するF1史上最多の7度のワールドチャンピオンという記録を目指してはいないと語る。すでに3度のワールドチャンピオンを獲得しているルイス・ハミルトンは、F1シンガポールGPの優勝で4度目のタイトル獲得に大きく近づいた。来シーズン末でメルセデスとの現行契約が期限を迎える32歳のルイス・ハミルトンは、チームに残留することを望んでおり、「あと5~6年はF1に残る」と語っている。
しかし、F1での長期計画は、ミハエル・シューマッハの7度のワールドチャンピオン獲得という記録を破るチャンスがあるかどうかには影響を受けないとルイス・ハミルトンは明確にした。「正直、とにかく一歩ずつ仕事をしていくだけだ。このような選手権は1つのタイトルを獲得するだけでも十分に難しい。4度目のタイトル獲得だって大変だ」とルイス・ハミルトンはコメント。「現在、僕にとってはかなり明らかなことだ。ミハエルに近づけるかなんて誰がわかる? 7度のワールドチャンピオン。個人的にそれを追いたいという欲求はない」ルイス・ハミルトンは、今自分は絶頂期にあると考えており、これまで以上にF1を楽しんでいると語る。「これまで以上にドライビングを愛している。これまで以上にいいドライビングをしていると感じている。ドライバーとして絶頂期にいると感じているし、それは素晴らししいフィーリングだ」「チャレンジを楽しんでいる。フェラーリ、時にはレッドブルと同等のクルマを持っているし、タチームの挑戦を受けるのは素晴らしいことだ。本気で自分の能力を生かして、弱点に取り組まなければならない」「でも、シーズンが終わる毎に自分の将来について常に考えるものだ。僕は良い5年計画を立てているけど、1年経つごとに毎年変更されるものだ」ルイス・ハミルトンは68回のポールポジションを獲得し、長年ミハエル・シューマッハが保持してきた最多ポールポジション記録を破った。だが、最多勝利するでミハエル・シューマッハの91勝に並ぶにはあと32勝を挙げる必要がある。「勝利数を追いかける方がエキサイティングだね」とルス・ハミルトンは語る。「記録は破られるためにあるし、どこかの段階で誰かがそれを破るだろう。それが僕かどうかはわからないけどね」