ルイス・ハミルトンは、2016年のF1タイトルを争っているメルセデスのチームメイトであるニコ・ロズベルグとの現在の関係は"驚くほど良い”ものだと語る。過去2年間はメルセデスの優勢が続いており、2人は心置きなくチャンピオンシップ争いをすることができたが、それと引き替えに両者の関係には大きな軋轢も生じていた。
最も悪化したのは2014年のF1ベルギーGPでのチームメイト同士での接触だった。今年も同様の接触がF1スペインGPあったが、不思議なことに今回はそれほど大きな対立には至っていない。現在はニコ・ロズベルグがルイス・ハミルトンに対して24ポイントのリードを築いており、今後は激しいタイトル争いになることは避けられない。だが、ルイス・ハミルトンは、2人の関係がこれほど良好だったことはかつてないと語る。「ニコとは今、本当にいい関係なんだ」とルイス・ハミルトンは Daily Mail にコメント。「本当に素晴らしくて驚くくらいだ。こんな風になるとは全く予想していなかった」「年齢のせいかもしれないね。彼は家庭的な男だ。子供もいる。その過程で成長したのかもしれない。僕も年を取って成長した。僕たちがよく口にするお互いへの尊敬の気持ちは今までになく大きくなっている」「今はお互い心を開いて話し合える。何かに不満があってもなくても、面と向かって話し合うことができる。問題があれば、僕は彼のドアをノックして、個人的に話せないかと言うだけだ。チームの前で公に調整する必要はなかった。少なくとも、これまではね」「相手にはっきり、『あれはちょっとないんじゃない』と言える。彼から言ってくることもあるし、同じくらいの頻度で僕から言うこともある」「僕たちの住んでいるモナコの建物には共同のコミュニティプールがあるんだけど、この前、プールで泳いでいたら、彼のアパートメントから僕の姿が見えたらしく、彼もやってきて、ダイビングボードに座っていたんだ。何往復か泳いでから、僕も一緒に座り、20分か30分ぐらい話をした。リラックスしてね」 ルイス・ハミルトンは、これからも関係が悪化することはあるだろう認めるが、お互いへの尊敬はとても深いところで根付いていると説明した。 「これからもアップダウンはあるだろうし、お互いを嫌いになったり好きになったりすることもあるだろう。でも、いつか2人とも引退して、子供たちに囲まれているような時がきても、尊敬の気持ちはずっと残っているだろう」
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