ルイス・ハミルトンは、F1スペインGPのオープニングラップで起こった接触がチームメイトのニコ・ロズベルグとの関係に影響することはないと述べた。F1スペンGPのオープニングラップでは、ルイス・ハミルトンがターン4でニコ・ロズベルグを追い抜こうとした際にコントロールを失ってクラッシュし、両者はグラベルでレースを終えた。
パドックでも意見がどちらに責任があったのかは分かれるところだが、双方とも公に相手を非難することはなかった。ルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグの関係は、最初にチャンピオンシップで直接対決した2004年以来、凍りついたものになっている。しかし、F1モナコGPを2週間後に控えた今、日曜日の事故がチーム内の緊張関係を悪化させることはないとルイス・ハミルトンは主張する。「はっきり言って、何も変わらない。ただレースを続けるだけだ。このようなことは二度と起こらないようにする。それだけのことだ。これからもレースをするけど、こんな機会は本当にならないし、モナコでは同じ展開にはならない」今年のニコ・ロズベルグがアグレッシブさを増していると感じるかと質問されたルイス・ハミルトンは「特にそんなことはない。彼がとてもいい走りをしているのは確かだけどね」とコメント。チームを率いるトト・ヴォルフは、両ドライバーが接触について意見を一致させることはないと予期しつつも、チームの原動力に影響はないと確信している。「二人ともチームによく馴染んでおり、我々にとって大切なことが何かを知っていると思う。それをレース後の話し合いで確認した」とトト・ヴォルフはコメント。「彼らがこの件に対しておおらかになるなど期待できないのは明らかだ。彼らそれぞれに意見があるだろう。レースドライバーとはそういうものだ」「彼らがそれ以外の反応を見せるとは予想できない。そのことが今後の彼らの関係にネガティブな影響を与えることはないと100%確信している」「私が彼らに話したのは、根本的にクルマに乗っているのは彼らであり、彼らにはクルマを無事に戻す責任があったということだ。彼らはそれに失敗した。それ以上、何かするつもりはない。前の2戦で我々はルイスを落胆させ、それについて彼に謝罪した。これがチームにとってごく当たり前の思想だ。我々は切り替えていく」関連:【動画】 ニコ・ロズベルグとルイス・ハミルトンの車載カメラ / F1スペインGP