ルイス・ハミルトン、レッドブルのエアロスクリーンの印象は“中途半端”

「彼らがこれを実現するつもりなら、ジェット戦闘機のようにコクピットをクローズにしてほしいね」とルイス・ハミルトンは述べた。「中途半端にしないでほしい。どっちかにしてほしい」「あのスクリーンのルックスはとても酷い。血まみれのライオットシールドのようだ」「こんなにクールでエレガントで未来的なF1カーがあるのに、その上部にライオッドシールを付けるなんてね」「それにハローのカーボンファイバー構造は明らかに良かった。でも、フェルナンドはメルボルンのクラッシュでクルマから降りられなかった可能性がある」「そうは言っても、FIAが安全性に真剣に取り組んでいるのを見るのは良いことだ」「それは恒常的に取り組んでいく必要のあることだ。F1のスタイルとクールさといった美学に影響を及ぼさない範囲でね」FIAは、2017年にコックピット保護システムを実装することを望んでいるが、ルイス・ハミルトンは“このまま”のオープンコックピットの方が好ましいと認める。ルイス・ハミルトンは、安全性の進歩は“驚くべきこと”だと称賛しつつも、危険な要素もF1の魅力の鍵だと考えている。「クルマに乗るとき、僕は危険があることを知っている。8歳でスタートした時からそれは変わっていない。リスクを冒す気があるわけだし、これまでにクルマに乗ってきた全てのドライバーがそう思っている」ハローの反対者の一人であるニコ・ヒュルケンベルグは、コックピット保護システムを回避できないのあれば、もう反対しても意味はないとし、エアロスクリーンを支持するだろうと認める。レッドブルのエアロスクリーンの実物が披露される前、ニコ・ヒュルケンベルグは「インターネットで見た画像は良さそうだし、僕にとってはより魅力的だ」とコメント。「避けられないことだと思うし、あれ（エアロスクリーン）の方が好ましいオプションだろうね」関連：レッドブル、キャノピー型コクピット保護デバイスの実物を披露