2戦連続でポールポジションを勝利に変えられなかったルイス・ハミルトンだが、まだ“とても落ち着いている”と主張する。チームメイトのニコ・ロズベルグが2連勝を果たしたF1バーレーンGP後、チャンピオンシップの見通しについて質問されたルイス・ハミルトンは「実際、とても落ち着いているよ」とコメント。
ルイス・ハミルトンが、昨年のF1アメリカGPで3度目のワールドチャンピオンを獲得して以降、ニコ・ロズベルグは5戦連続でレースに勝っている。「心配はしていない。僕は素晴らしい週末を過ごしたし、ポイントを獲得できて嬉しいよ。ニコ、おめでとう。今日、彼が楽なレースをしたのは確かだね!」残りは19戦あるが、ニコ・ロズベルグは50ポイント、ルイス・ハミルトンは13ポイントと、二人の間には17ポイントの差がついた。F1バーレーンGPでスタート後にスピードに乗れなかったルイス・ハミルトンは、1コーナーでバルテリ・ボッタスに追突されて8番手まで後退。マシンもダメージを負った。バルテリ・ボッタスは事故に対してレース中のドライブスルーペナルティと2ポイントのペナルティポイントを科せられた。ルイス・ハミルトンは3位まで挽回したが、それ以上を目指すにはクルマあまりにダメージを負っていたと述べた。2位のキミ・ライコネンから20秒遅れでフィニッシュしたルイス・ハミルトンは「明らかにクルマの多くのパフォーマンスを失っていた」とコメント。「クルマがあまりにダメージを負っていて、キミについていくことができなかった。やれる限りのことはやった。タイヤを労わろうとしていた」「ターン1で何が起こったのかはわからない。みんながブラインドスポッドにいて、彼らのことが見えなかった。でも、あれはレーシングインシデントだった」「とにかく何が起こったのかわからない。走り続けることはできたし、なんとか続けた。それでもクルマにはパフォーマンスはあった」開幕戦と同様にスタートを決められなかったルイス・ハミルトンだが、「特定の問題があるとは思わない。良いスタートではなかったけど、技術的なものではない」日曜日の朝に伝統的なアラビアの衣装でパドックに到着したルイス・ハミルトンは「バーレーンで楽しい週末を過ごしていたので、あのようなことができて素晴らしかったよ」と笑った。関連:2016年 F1ドライバーズポイント