ルイス・ハミルトンは、古巣であるマクラーレンがグランプリウィナーからグリッド後方に落ちていく姿を見るのは辛いと認めた。ルイス・ハミルトンは、キャリアの初期からマクラーレンとロン・デニスに育てられ、2007年にマクラーレンからF1デビュー。2008年にはワールドチャンピオンを獲得している。
しかし、2012年末にルイス・ハミルトンはマクラーレンを去り、メルセデスに移籍することを発表。多くメディアがその移籍の妥当性を疑った。当時、マクラーレンはルイス・ハミルトンとジェンソン・バトンが各々3勝を挙げていたのに対し、メルセデスはミハエル・シューマッハとニコ・ロズベルグのコンビで年間1勝しか挙げられていなかった。当時、マクラーレンのチーム代表を務めていたマーティン・ウィットマーシュは「メルセデスは我々の素晴らしいパートナーであり、彼らは素晴らしいチームだ。だが、マクラーレンを去る誰もが、そして彼も勝ちたいと思っている。このチームには信頼と信念があり、私はそれは間違いだと思う」と述べていた。その後も否定的な報道がなされたルイス・ハミルトンだったが、メルセデスで2014年にワールドチャンピオンを獲得。今シーズンもチャンピオンシップをリードしている。マクラーレンを離れてから17賞を挙げているルイス・ハミルトンは、旧所属チームがグリッドの後方に落ちていくのを見るのは悲しいと語る。「僕たち全員が、今年は彼らにとって難しいことはわかっている。それを見るのは確かに辛い」とルイス・ハミルトンはコメント。「素晴らしいチームだし、本当に大きなチームだ。本当に素晴らしい成功を収めた。僕は何年もその一員だったチームだった」「今、彼らがいるポジションを見るのはとても異常に感じる。でも、偉大なロン・デニスがいるし、多くの偉大なエンジニアがある。そして、最終的には切り抜けられるチームスピリットがあると思う」「今、彼らは暗い場所にいるけど、トンネルの向こうに光が見えることを願っている」