元レッドブル・レーシングCEO兼チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、F1パドックへの復帰計画の一環として、ハースF1チームの株式取得に関心を示していると報じられている。レッドブルは9月22日(月)に、ホーナーがついにオーストリアのチームを去ったことを正式に発表した。ホーナーのレッドブル・レーシングからの離脱は最終的に確定し、ミルトンキーンズに拠点を置くチームがプレスリリースでこれを確認した。51歳のホーナーは7月にCEO兼チーム代表の職を解かれていたが、今回初めて完全に会社を去ることとなった。
彼の退任をめぐる噂によれば、ホーナーはレッドブルで非常に高額な契約を結んでいたとされ、今後5年間で約1億ドル(約147億7700万円)の退職金を受け取ることで合意したという。また、2026年にもF1に復帰できるようになると報じられている。イギリスのDaily Mail紙の最近の報道によれば、ホーナーの次の行き先はすでに決まっている可能性があり、彼がF1復帰の一環としてハースF1チームの株式取得に関心を持っていると噂されている。ここ数週間、ホーナーが再び単なるチーム代表として復帰するのではなく、F1チームに何らかの形でオーナーシップを持つことに興味を持っていると広く報じられてきた。現時点で、メルセデスのトト・ヴォルフだけがチーム代表でありながらチームの株式を保有している存在である。ハースチームはアメリカの実業家ジーン・ハースが所有しており、これまでにF1チームを売却する意向を示したことはなく、過去にはその可能性を否定している。ホーナーが本当にこのアメリカのチームの株式取得に動くかどうかは不透明なままだ。レッドブルのオリバー・ミンツラフがクリスチャン・ホーナー退任に言及レッドブルGmbHのコーポレートプロジェクト兼新規投資担当CEOであるオリバー・ミンツラフは、クリスチャン・ホーナーに対する感謝のメッセージを発表し、彼のチームへの貢献を称えた。広く報じられているところでは、7月のホーナー解任において、このオーストリア人経営者が大きな役割を果たしたとされている。しかし、50歳のミンツラフは月曜日にレッドブル・レーシングの公式サイトで発表された声明の中で、ホーナーに感謝の意を表した。「我々はクリスチャンが過去20年間にわたり示してきた卓越した働きに感謝したい。彼のたゆまぬ献身、経験、専門知識、革新的な思考によって、彼はレッドブル・レーシングをF1で最も成功し、魅力的なチームのひとつとして確立する上で重要な役割を果たしてきた」とミンツラフの声明は述べている。「クリスチャン、これまで本当にありがとう。あなたは我々のチームの歴史において、永遠に重要な一部であり続けるだろう」クリスチャン・ホーナーも自身の声明でオリバー・ミンツラフに加え、2005年に彼をチームに招聘した故ディートリッヒ・マテシッツをはじめとするレッドブルの主要人物に感謝の意を表した。注目すべきは、チーム創設当初からホーナーと共に働いてきた上級顧問のヘルムート・マルコの名前が彼の声明の中で言及されなかったことである。
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