ハースF1のチーム代表を務める小松礼雄が、2024年F1第5戦中国GPの決勝を振り返った。ハースF1チームは、日曜日に上海インターナショナル・サーキットで開催された中国GPで、ニコ・ヒュルケンベルグが10位、ケビン・マグヌッセンが16位でフィニッシュした。
ヒュルケンベルグは9番手からミディアムタイヤを履いてスタートし、オープニングラップで7番手までポジションを上げた。ヒュルケンベルグは8周目にハードタイヤに履き替えてトップ10に返り咲いた。バルテリ・ボッタスのマシンがコース上でストップしたため、バーチャルセーフティカーが導入され、その後フルセーフティカーが導入された。ヒュルケンベルグは24周目にピットインし、ハードタイヤに履き替えて10番手をキープ。挽回してきたルイス・ハミルトン(メルセデス)とバトルを繰り広げ、ハミルトンが前に出たものの、ヒュルケンベルグはその後も10番手をキープし、チームにとって今季3度目のポイント獲得となった。17番グリッドからハードタイヤを履いてスタートしたマグヌッセンは、最初のスティントを長く走った後、18周目にピットイン。トップ10圏内まで順位を上げたが、セーフティカー導入後のリスタートで角田裕毅と接触。左フロントにダメージを負い、28周目にピットインしてミディアムタイヤを装着した。この接触でマグヌッセンには10秒のタイムペナルティが科せられ、16位でチェッカーを受けた。「今日もニコと一緒にポイントを獲得できたのは素晴らしい結果です」と小松礼雄は語った。「ニコのレースに関しては、ドライビング、作戦、ピットストップ、すべての面で完璧でした」「ポイントを獲得するためにいいポジションにつくという点で、自分たちが何をしなければならないかはよく分かっていました。最初はボッタスに対してですね」「コミュニケーションも実行も良かった。正直なところ、ニコとは完璧なレースができたと思います」「ケビンについては、残念ながら予選からツキがなく、後方からのスタートになってしまい、自分たちがやりたかったレースができませんでした」「今はマイアミを楽しみにしています。このレースから多くの自信を得ることができると思います」