ハースF1チームの小松礼雄が、チーム代表として迎える初戦となる2024年F1第1戦バーレーンGPへの意気込みを語った。ハースF1チームは、設立当初からチーム代表を務めていたギュンター・シュタイナーがチームを去り、エンジニアリングディレクターを務めていた小松礼雄を新チーム代表に昇格。先週、バーレーン・インターナショナル・サーキットで3日間のプレシーズンテストを終えた。
「何よりもまず、プレシーズンテストの全体的な目的は、レースパフォーマンスと、昨年の主な弱点だったレースタイヤのデグラデーション・マネジメントを改善させることでした。初日は、マシンのセットアップとドライビングの両面でかなり前進することができました」と小松礼雄はコメント。「2日目もタイヤマネジメントに重点を置きましたが、エアロチームに今後の開発の方向性を示すことにも焦点を当てました。今年はそれを正しく行う必要があります。それがうまくいったので、3日目は、予選シミュレーションを行うことはもともと計画にはありませんでしたが、低燃費性能にも目を向けることができると自信を持つことができたほど十分な進歩を遂げました。同時に、信頼性の面でも、レースシミュレーションの面でも、そこが焦点を当ててきたことです」「概要としては、タイヤパフォーマンスを理解し、エアロチームに今後の開発プランの方向性を示し、予選パフォーマンスと信頼性についてサインオフするという当初の目的は達成できたと思います。まずレースパフォーマンスに集中し、それから予選に取り組むというテスト中のやり方は、今後も継続していくつもりです」「FP1、FP2、FP3では、ここから学んだことを捨てるつもりはないし、基本的なベースはできているので、来週はより微調整をして、おそらくそれらの間でより良い妥協点を見つけることになるでしょう。昨年は予選で8位を獲得することができましたが、その位置でレースができないことは分かってしました。それは調整することができると思います」「私にとって、バーレーンでテストするのは非常に良いことです。バーレーンはタイヤに非常に負担がかかり、デグラデーションが非常に激しいからです。朝から夜までランニングを繰り返すため、さまざまな気温も経験し、非常に優れたデータが得られます」「私としては、このようなラフなサーキット、リアリミテッドのサーキットで良かったです。昨年を見てみると、それがVF-23の弱点でしたし、問題があればここで明らかにして、他のサーキットに行くときに調整したいですからね」