ハースF1チームは、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンのそれぞれの声明に続き、両ドライバーが2020年のF1世界選手権をもってチームを離れることを正式発表した。ロマン・グロージャンは2016年のハースF1の参戦と同時にチームに加入。ケビン・マグヌッセンはその1年後にチームに加入し、4年間にわたって二人はハースF1でチームを組んできた。
ロマン・グロージャンは、ハースF1チームのデビュー戦となった2016年のF1オーストラリアGPで6位に入賞を果たし、続くF1バーレーンGPでは5位入賞を果たすなど、5年間でチームに110ポイントをもたらしてきた。ケビン・マグヌッセンは、2018年のドライバーズ選手権で8位でフィニッシュ。その年は21戦中11戦で入賞を果たした。バーレーンとオーストリアでは5位入賞を果たしている。2017年にチームメイトとなって以来、ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンは、2017年のF1モナコGPでチーム初のダブル入賞、2018年のF1オーストリアGPでの4位と5位というベストフィニッシュを含めた注目すべきパフォーマンスを示し、2018年のハースF1のコンストラクターズ選手権5位に貢献した。「過去数シーズンにわたるハースF1チームへの懸命な努力と献身に対し、ロマン(グロージャン)とケビン(マグヌッセン)の二人に感謝する」とハースF1のチーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは声明で述べた。「ロマンは、我々の設立時の重要な一員だった。我々はスピードと経験の両方を備えたドライバーを乗せることを目指していた。2016年初頭の彼のリザルトは、彼自身の才能だけでなく、チームがそのシーズンにグリッドに参加するために費やした多大な努力に対してまさに報いだった」「ケビンが1シーズン後に参加したとき、我々は両方のマシンがポイントを獲得にすぐに戻った。そして、我々の最初のダブルポイントはその年のモナコだった。我々は一緒にたくさんの良い思い出を持っている。とりわけ我々がたった3シーズン目で5位でフィニッシュした2018年シーズンはそうだ。ロマンとケビンはその成功に重要な役割を果たした」「もちろん、2020年シーズンにはまだたくさんのレースが残っている。今年はチャレンジングな年だったし、それは間違いないが、両方のドライバーがVF-20のハンドルを握って善良を尽くしている。我々は12月のアブダビGPに向けてチームを前進させ続けるために、彼らのインプットと経験を大切にしている」ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンの離脱により、2021年のF1世界選手権でハースF1チームは完全に新しいドライバーラインナップを起用することになる。
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