ハースF1は、2021年のドライバーとしてニコ・ヒュルケンベルグの起用を検討していると報じられている。昨年末にルノーのシートを失ってF1を離れていたニコ・ヒュルケンベルグだが、シルバーストンでの2連戦で新型コロナウイルスに感染したセルジオ・ペレスに代わってレーシング・ポイントから参戦。F1 70周年記念GPでは7位入賞を果たすなど、その実力が健在であることを示した。
ハースF1チームは、過去4年間でロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンを起用してきたが、最近のチームとしての成績の低迷によって、オーナーのジーン・ハースはドライバー変更を計画していると Autosport は報道。正式な発表はないが、交代要員はロマン・グロージャンになるとみられている。だが、ケビン・マグヌッセンの状況もはっきりしておらず、レーシング・ポイント/アストンマーティンの状況次第では、セルジオ・ペレスが加入する可能性も噂されている。ニコ・ヒュルケンベルグは、過去にケビン・マグヌッセンの走りを強く批判し、メディア上で激しい論争に発展したことがある。ロマン・グロージャンは10年間のF1キャリアにピリオドが打たれていると考えられており、ケビン・マグヌッセンがシートを喪失した場合にはアルファロメオが唯一の選択肢となる。だが、アルファロメオのエンジン供給元のフェラーリには、カラム・アイロット、ロバート・シュワルツマン、ミック・シューマッハといった才能がF1昇格を目指しており、特にミック・シューマッハはアルファロメオでのF1デビューが噂されている。
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