ハースのF1チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、タイトルスポンサーだったリッチエナジーを失ったことがチームの収益に影響を与えていることを認める。今年、ハースF1チームはエナジードリンク企業のリッチエナジーとタイトルスポンサー契約を結んで『リッチエナジー・ハースF1チーム』として参戦。マシンカラーは同社の飲料缶に採用されているブラックとゴールドのカラーリングに変更された。
しかし、リッチエナジーは今年7月にオーナーを巡った内紛が勃発。“パフォーマンス不足”を理由にハースF1チームのタイトルスポンサー契約を終了すると主張した元オーナーのウィリアム・ストーリーが会社を追放され、同社は社名をライトニングボルトに変更して存続していた。その後もハースF1チームにはリッチエナジーのロゴとカラーリングが採用されていたが、9月9日(月)、ハースはパートナーシップを終了することを発表した。「もちろん、我々は資金を失った。だが、幸いなことに我々はハース・オートメーションにスポンサードされている」とギュンター・シュタイナーは Championat にコメント。「損失を補うためにどこかで資金を節約する必要があるのは確かだが、それは生存を脅かすほどの問題ではない。2020年に大きな影響を与えることはないだろう」それまでまったく知名度のなかったリッチエナジーとの提携は、シーズン前から多くの人々がトラブルを予想していた。このようなことが起こることが恐れていたかと質問されたギュンター・シュタイナーは「恐れていたというのは間違った言葉だ」とコメント。「問題が発生する可能性は常にある。だが、我々は事前にいくらか資金を手に入れていた」「リクスは認識していた。だが、リスクがなければ、チャンスはやってこない」
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