ハースのF1チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは、2020年のチームメイトとしてニコ・ヒュルケンベルグではなく、ロマン・グロージャンを継続することを選んだ理由を説明した。ハースF1チームは2019年にパフォーマンスが大幅に低下しており、特にロマン・グロージャンはレース週末にミスが多発していた。また、ニコ・ヒュルケンベルグのルノー離脱が決定したことで今シーズン限りでグロージャンがシトを喪失すると多くの人々が考えていた。
しかし、ハースF1チームはシンガポールGPを控えた9月19日(木)に2020年もケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンのラインナップを継続することを発表。ある意味で多くの人々を驚かせた。「彼らは二人とも非常に良いドライバーであり、ニコはF1に留まることを望んでいるので、難しい決断だった」と ギュンター・シュタイナーはコメント。「だが、最終的に我々はロマンと続けることに決めた。彼は4年間チームにいるし、我々は彼の最高と最低を知っている。良い日の彼は非常に良いドライバーであることを知っている。それに彼はチームのことをとてもよく知っている」「最大の理由は、今年のクルマが期待通りの性能を発揮していないことだ。結局のところ、これは現時点で我々が起用しているドライバーとは何の関係もないことだ。クルマの問題だ。我々はそれを非常に意識している」ギュンター・シュタイナーは、ニコ・ヒュルケンベルグに正式なオファーは出していなかったことを明かし、ヒュルケンベルグがハースF1チームと契約することを望んでいたかどうかはわからないと述べた。「最後に明確にしておきたい。我々はロマンを起用することにしたが、ニコが来たかどうかはわからない」とギュンター・シュタイナーはコメント。「我々は話したが、正式なオファーは出さなかった。だから、彼がそれを受け入れたのかどうかはわからないし、彼に尋ねる必要がある」関連:ハースF1チーム、2020年のロマン・グロージャンの残留を発表