ハースF1チームのプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、前戦F1イギリスGPのオープニングラップでの2人のドライバーによる同士討ちの怒りはまだ収まっていないと語る。ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンは、ターン5で接触。両方のマシンが酷いダメージを負ったため、2台ともレースからのリタイアを余儀なくされた。
レース後、ギュンター・シュタイナーは、チームにとって重要なデータ、そして、ポイント獲得の可能性を犠牲にしたことについて両方のドライバーに激怒していることを明らかにしていた。まだ、ホッケンハイム入りしてもその怒りは収まっていないようだ。「まだ終わっていない」とギュンター・シュタイナーは認める。「彼らにはある程度のチャンスがあった。今年、我々はいくつかのレースで苦労していた」「一人の人間として彼らが私を失望させたわけではない。彼らはチームを失望させた。残念なことだ」「言ったように私はまだそれを終えていない。私は物事をかなり素早く乗り越えられる方だが、今回のことはそうではない」「我々は何をすべきか、すべきでないかについて、バルセロナの後で明確な話をした。そして、それは従われなかった。残念だ」「彼らは我々がどこにいるのかを理解する必要がある。それは私にとって残念なことだ」チームオーダーに従わなかったロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンに対しるこのような激しい言葉は、2020年にどちらか一人、もしくは両方ともF1シートを失うのではないかという推測を生んでいる。その可能性について質問されたギュンター・シュタイナーは「私に何ができるかはご存じかと思う。私は多くのことをすることができる」とコメント。「来年どうするかは夏休み後に決定する。夏休み後、我々はドライバーについてすべてを知ることになるだろう」「スパではドライバーについて皆さんも知ることになるだろう。私たちはもうそこにいる。もう少しイベント待ってほしい。皆さんに伝えることになるだろう」ハースF1チームは、F1イギリスGPの予選で苦戦を強いられた。ロマン・グロージャンは14番グリッド、ケビン・マグヌッセンは16番グリッドからスタートしている。しかし、ギュンター・シュタイナーは、同士討ちがなければ、二人ともレースで挽回する機会があったと感じていると語る。「実際、金曜日のプラクティスでのロングランでマシンにははるかに良かった。タイムに現れていたし、比較すればそれは明らかだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。「レースでも同じだったとは100パーセント言い切ることはできないが、可能性は高かった。そして、我々はターン5で終わった」過去4戦をノーポイントで終えているハースF1チームは、コンストラクターズ選手権で9位まで転落した。「現時点での我々のポジションは、実際のポジションを反映していないと思っている。我々は大きな浮き沈みがあった。いい状態にあるときに、我々は何らかの方法でそれを生かせなかった。かなりフラストレーションを感じている」