2019年からハースF1チームのタイトルスポンサーとしてF1に参入するリッチエナジーは、同じエナジードリンクメーカーであるレッドブルとF1で戦うことを楽しみにしていると語る。ハースF1チームは、2019年のF1世界選手権からリッチエナジーと複数年のタイトルスポンサー契約を締結。2019年からチームは「リッチエナジー・ハースF1チーム(Rich Energy Haas F1 Team)」の名称で参戦し、マシンカラーはリッチエナジーの缶にも採用されているゴールド&ブラックに変更されることが示唆されている。
レッドブルは、2005年にジャガーのワークスエントリーを引き継いでF1に参入。2010年から2013年まで圧倒的な強さでドライバーズ選手権とコンストラクターズ選手権の両方のタイトルを4連覇したが、F1がV6ターボハイブリッド時代に突入して以降はタイトル争いには絡めず、今シーズン限りでルノーとの12年間に及んだパートナーシップを解消して、2019年からはホンダのワークスチームとして新たな時代を迎える。しかし、レッドブルとホンダの契約は2020年までの2年契約となっており、レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2020年までにF1で成功する可能性が見えなければ、F1を撤退して、アストンマーティンとともにFIA世界耐久選手権(WEC)に転向する可能性をほのめかしている。「止めることも選択肢だ。もしくは他のこと、他のレースシリーズをやる可能性もある」とヘルムート・マルコはコメント。「ハイパーカー規則が導入されれば、ヴァルキリーでル・マンというのも選択肢になるだろう。我々はヴァルキリーを完成させた。それはセンセーショナルな成功だった。クルマはすぐに全台数が完売した。それはレッドブル・テクノロジーズにとってもう一本の優れた柱だ」リッチエナジーは、この発言を報じた Autosport の記事を引用するかたちでTwitterでレッドブルとF1で戦うこと楽しみにしており、F1に残ってくれることを願っていると投稿した。「撤退しないでください。我々はF1であなたと勝負することを楽しみにしており、その翼が切り取られないことを願っている」リッチエナジーは世界30か国で販売されているとされているわりには知名度は低く、その実態には懐疑的な意見も巻き起こっている。しかし、ハースF1チームのチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、リッチエナジーに対する懐疑的な見方に反論している。「我々のデューディリジェンス(資産調査)は完了している。我々は調査する必要のあることを調査した。我々の法律顧問は満足している」RICH ENERGY TEASE WITH BLACK & GOLD LIVERY FOR HAAS
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