ハースF1チームのギュンター・シュタイナーは、先週発表された2021年のF1エンジン案を称賛している。F1ストラテジーグループは、火曜日にミーティングを開き、FIAおよびリバティメディアと今後のF1のプラットフォームについて協議する予定となっている。フェラーリとメルセデスは、2021年のF1エンジン案には問題があると主張しているが、ギュンター・シュタイナーはアイデアを支持。ただし、もっと多くの情報が必要だと述べた。
「彼らはよりノイズが大きく、平等で低コストなものを達成しようとしている。それは狙いだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。「彼らはまずは良いコンセプトを打ち出したと思う。今後、技術者が詳細を理解していくことができる。コンセプトは発表されたわけだし、私はコンセプトが変わるとは思っていない」「だが、これから彼らはカスタマーチームのためによりノイズが大きく、平等で、低コストとという目標を達成するためにコンセプトの詳細に取り組んでいく必要がある」「彼らがそれを達成できることを願っている」ギュンター・シュタイナーは、ファンにとってノイズの問題が一番の苦情だということを完全に理解していると語る。「ヒストリックカーを見るときに、V10やV12の音が聞くと、美しいサウンドに聞こえる。多くの人々がのオズを好んでいると思う」「ターボが装着されているので、V10やV12のようなノイズにはなるとは思っていない。だが、改善することはできるし、現在のエンジンよりも回転数を3000rpm高くすることで大きなノイズを達成することを目指している」「決してかつてのようになるとは思っていない。もう少しノイズが大きくなればいいと思う。ファンにとって、遠くからクルマがやってくるのが聞こえるのは素晴らしいことだと思う」将来のF1エンジンのもうひとつの重要な側面は、独立系メーカーを引きつけることを考慮にいれた新しいプラットフォームのコストだ。「それが最も重要だと言うつもりはない。だが、他と同じくらい重要ではある。たとえ、安価になっても、人々がエンジンを気に入らなければ、そんなことをしても意味はないだろう」「ファンが好むノイズ、参入してくる新しいマニュファクチャラーが望むものとの間で妥協が必要だ」「コスト要素は、新しい人々、現在の人々、そして、我々のように独自にエンジンを造っていないチームにとっても重要だ。F1をもっと良くするために必要な変化の一部だ」