ハースF1チームのギュンター・シュタイナーは、防御時のドライビングが非難の的となっているケビン・マグヌッセンを擁護。最終的には“悪童”の汚名を返上することになると考えている。ケビン・マグヌッセンは、防戦時に相手のスペースを消す動きをすることが頻繁にあり、最近はあまり評判が良くない。
F1ハンガリーGPでは、マグヌッセンにコース外に押し出されたルノーのニコ・ヒュルケンベルグが無線で“ふざけんな”と怒りを露わにし、レース後に“F1で“最もスポーツマンらしくないドライバー”だと評していた。前戦マレーシアGPで同じようにケビン・マグヌッセンに幅寄せされたマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは“あいつは馬鹿野郎だ”と無線で語り、“ニコ・ヒュルケンベルグは正しかった”と述べていた。「彼のドライビングに関して、他のドライバーもだいたい同じ意見だと思う。19対1だ」しかし、ハースのギュンター・シュタイナーは、ファンが見たがっているのは激しいホイール・トゥ・ホイールのバトルだとして、ケビン・マグヌッセンのドライビングを擁護した。「アロンソは非常にカリスマ性のある熟練のドライバーだ」とギュンター・シュタイナーは Ekstra Bladet にコメント。「そして、誰かが彼に対決を挑んでくれば、あのような反応をする」「彼ら二人とも限界までプッシュしていたし、それは人々が見たがっているものだと思う」ギュンター・シュタイナーは、ケビン・マグヌッセンがコース上で激しい走りを見せるのは当然のことであり、ゆくゆくは悪童の汚名も返上することになるだろうと語った。「厳しい期間を経て、尊敬を勝ち取っていくものだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。「常に道を譲っているようでは、楽勝なやつだと思われてしまう。なので、度が過ぎない限りはバトルをしていい」「たとえ今はあまり評判がよくないとしても、そのうちそれも変わるはずだ」